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転生者達がいく異世界学園  作者: ルセイ
学園始まり始まり1日目
28/31

28話 クラス戦闘6

「あり得ん・・・」


サクラ・ルーンは倒れる


「勝者、ゼロ・エルドラ」


勝者は王子

巨大ロボを操縦してサクラを倒したのだ


『そりゃそうなる』


と思ったのは俺だけじゃないだろう

呆れてため息する者や見惚れている者、遠い目をする者に分けられる


「・・・僕が想像している以上に君達は恐ろしいね。魔王よりも恐ろしいよ。王子、聖女」


「なんで俺が恐ろしい人間だと思っているんだよ」


「私も普通ですよ」


「いや、それはない」


先生・・・勇者が魔王よりも恐ろしいと言うとは・・・それほど2人が異常ってことか

よくよく考えると巨大ロボで攻撃できる人と神を召喚できる人なんて過去にいるか?ってレベルだからそりゃそうだろってなるわな

前者はともかく、後者・・・聖女が神を召喚するについては過去にいても不思議ではない

現聖女が異常なだけかもしれないけどね


「今後のこの国がどれほど成長していくのか恐ろしいね〜怖いよ君たち」


「勇者からのお言葉をもらえたな」


「・・・俺達が異常か・・・」


「普通なのに・・・」


「試合で神を召喚する奴が言うセリフじゃねえよ」


「なんだこの夫婦」


と皆が呆れている


「よしよし」


寝ているミナスの頭を撫ぜている

可愛い寝顔を見れているからいいけど・・・起こさないといけないからそろそろ起こさないといけないな

今はまだいいか


「さて、次の試合もやろう」


そう言って次の試合の人達の名を言う


「次はキョウ・スカーレットVSレン・バレンタイン」


2人の名前が挙げられた


「次は君か」


「ああ、そうなるな」


2人は動いて試合をする場所へと歩く


「開始」


試合開始を言うと


「行こうか」


「そうだな・・・来い」


「そうさせてもらうよ」


レンは動く

同じく、キョウも動いた

殴り合いが始まり、2人は速いスピードで殴る蹴ると近接戦を始める


「へえ〜」


「ふっ」


2人は笑いながら殴り合いをする


「悪いがクラスメイト達がいるのでね。恥をかくようなことをしたくないので倒させてもらうよ」


「それは俺も同感だ」


2人は殴り合う

戦闘から3分もしない頃

時間がすぎて行くが早く時間が経っているような感覚はない

2人の戦闘に魅了されていく


「そろそろ魔法を使用して行くとしようかー獄炎・インフェルノ」


「天滅・オーバーデット」


『!?』


巨大な魔法同士の衝突

おいおいマジか

あの2人が発動させて放った魔法だけで校庭が焼け野原になってしまった

それだけなら俺は驚かない

しかし、問題なのはデマロードやメイルなどの実力者や近くでクラス戦闘をしているのか別のクラスの生徒達まで影響して重傷を負うほどの最悪な事態となってしまった


あの2人が使用した魔法は国を滅ぼすことができる禁忌の魔法の部類に入っている危険な魔法

何十人の魔法使いがようやく使用できるほどの魔力量を消費するほどに危険で実用向きな魔法ではないので国が使用できないと判断するほどの凶悪な魔法

剣聖や同等の実力者、聖女までも今の魔法の衝突で起きた衝撃波で倒れてしまった

現在、意識がある人は俺、王子、勇者の3人

え?それ以外は?って?

それ以外の人達は気絶して倒れてます

意味が分からないだろう

俺も理解したくないのが悲しいが


「むにゃむにゃ・・・ユアさん美味しい・・・ハム」


「いっ・・・!いってえ!!!」


おもっきり腕を噛まれた!

痛い痛い!食べないで食べないで!


「痛い痛い!ミナス!俺の腕食べているから!」


「美味しい・・・」


「カニバニズム!!」


カニバニズムとは人間が人間の身体及び肉体を食べる行動、あるいは習慣をいう

言えば昔の日本が火山の噴火による大飢饉で同族である人間を食べると言う悍ましいことがあったと言うカニバニズム

まさかミナスは・・・いや、鬼や吸血鬼ではあるまいし

そんなわけがないよな?ないよな?


「起きて起きて!!痛い!」


食わないで食わないで!


「むにゃむにゃ・・・む?・・・・・・え?」


ようやく目を覚ましてくれたミナス

今何が起きているのかわかっておらず困惑している


「・・・・・・もしかして私何かやらかしました?旦那様・・・」


俺の腕にある歯形を見る

くっきりと歯形があり、少し血が出ている

魔法で治す


「・・・俺の腕食べないでね・・・」


「え?・・・・・え?」


自分が何をしたのかようやく理解したのか青ざめるミナス


「ごめんなさい!私が・・・」


「いや、大丈夫だよ」


鍛えている筋肉を貫通するほどに顎が鍛えられているとなるから・・・俺は何を言っているんだ?


「本当にですか・・・?」


「こんなことで嫌うほど俺が君に向ける愛が小さいと思ったの?」


「・・・・・・大好きです。ユアさん」


と抱きつくミナス

可愛いなおい


「・・・やれやれ(ここでイチャイチャする2人の精神を見習いたいね。まあ、僕が言える立場じゃないけど仲良い夫婦だ)ここでイチャイチャする2人の精神には僕は尊敬できるね」


「ん?ええ!?」


ミナスは2人の戦闘を見て驚愕する


「獄炎・インフェルノ×10」


「滅亡悪意法×10」


世紀末のような光景

2人は国を滅ぼすような危険極まりのない魔法を連発していた

意味が分からん

これが俺の本音

どうなってんだよこの2人と思うくらいには危険な戦闘をしていた

これはもう、次の試合ができるのか怪しいくらいだ

危険極まりのない魔法を連発しても魔力切れで倒れることがない2人

2人の戦闘はまだまだ過激化していくのだった





次回29話 2月21日15時投稿予定

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