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転生者達がいく異世界学園  作者: ルセイ
第一章 転生者達
16/31

16話 名を

剣聖、第一王子、聖女、御三家の人間が集まっている

将来大きく国に影響を与える人物達が集まる星1のクラス

勇者が担任という異例な事態の中で今日からーいや、明日から本格的に学園生活が送ろうとしていた 


って言いたいのだが、今はクラス交流って形で10人しかいないクラスメイトと話すことになった

本当ならそう言うのは明日からだと思うがまあ、仕方ないことだと諦めるしかない

残念ながらそう言うことなのだ


「ってわけでお互い、名を名乗るとしようか。すでにこの中にいる何人かは会っていると思うが、俺の名はゼロ・エルドラ。次期エルドラ国王になる予定なっている第一王子だ。俺の隣にいるのは俺の妻であり、聖女でもある」


「アイナ・エンドラと申します。聖女をしています。これからよろしくお願いします」


第一王子と聖女がまず、自己紹介をした

2人も既婚者なんだなってすぐに分かる

そう言えば、数ヶ月・・・2ヶ月前か?

結婚しますって新聞で書いてあったな

まさか結婚するとはと驚いた記憶があるがまさにそれだな

目の前に王族と王族関係者がいては驚くな

貫禄があると言おうか


「我の名はデミロード・アンドレア。アンドレア伯爵家の次男。これからよろしく頼む」


「ああ、アンドレア伯爵の次男か。後継者候補として有名だよ。過去の剣聖に匹敵するような実力者であるとな」


そんな噂が?

耳にしたことがある

確か剣の達人であると

確かに検査の時も試験官を相手に勝利しているからな

強いについては賛成だ

しかし、過去の剣聖に匹敵するとは・・・あの時の検査では手加減していると思ったがそこまで強いとは・・・噂が真実なのか分からなかったからあんまり信じなかったんだよな


「・・・そんな噂が?どうしたらそんな噂が流れるのか分からないが・・・期待していると言うことか?しかし、残念ながら我はそこまで強くない。過去の剣聖がどれほど強いのか分からないが国の守護者と比べるのは少し酷だと思うぞ?王子よ」


「まあ、分からなくないよ。でも、君は私が知っている過去の剣聖の記録として残っている範囲だけど何人かの過去の剣聖をすでに超えている。僕、メイル・ソードがソード子爵の後継者として証言するわ」


次期剣聖に言われたら説得力が高まるな

デミロードは顔を顰めているけど

嬉しいのか複雑なのか

どちらかと言うと後者だろう

過去の剣聖よりも強いのが嬉しいというのが普通の反応なんだが・・・どうやらそれは違うらしい


「剣聖・・・我に期待でもしているのか?」


「何、事実を述べたまでよ?」


「・・・我は別に剣聖の張り合おうとは思っていない。我は我なりに誇りたいことはある。過去の剣聖なんだろうと今とは関係ない話だ」


過去の剣聖と比べて何がある?とデミロードは言う

過去と今じゃ違うってことか

今を大事に、過去の人よりも強いなんて関係のがデミロードが考えていることらしい

まあ、今活躍している人と比べたら嬉しいけどすでに故人になっている人と比べても実感はないだろう


「ふっ・・・そうか。謙遜するなとは言いたいがそれでも誇っていいことだとは俺は思うが・・・そう言うのなら言わないでおこう」


「・・・・・・」


少し無言の空気が生まれた

なんとも言えない空気である


「っで、こいつはいつまで寝ているんだ?」


この中、10人の中で1人、寝ている人がいた

その人に向けてデミロードが指摘する

クラスの交流の時間に寝ているので起こそうとしているってところ


「無理も強制はしないが・・・」


「ずっと寝ているね。えっと・・・この子の名前はなんだったかしら?名前に返事していたからあの時は起きていたけど・・・」


確か名前は・・・


「サクラ・ルーンでしたよね?」


言ったのは金髪の女性・・・アーサー・ユーライト

どうやら彼女の名前を覚えているようだ

まあ、この国の御三家の人間だから知っている人は多いかもしれない

御三家の人間全員の名前を覚えるとは思えないけど


「ふん、別にいいだろう。個人の自由に変に介入するのは良くないぞ」


そう言ったのは先程会ったキョウ・バレンタインだ


「・・・そうだね。さて!皆も名を言おうか」


「アーサー・ユーライト。ユーライト男爵家の次女です」


「キョウ・スカーレットだ。スカーレット伯爵の嫡男。これからよろしくな」


「レン・バレンタイン。バレンタイン公爵家当主をしている。よろしく」


「ユア・オルトバルトだ。平民であるがよろしく」


自分が平民の人間であると明かすと


「身分まで言わなくていいぞ。オルトバルト・・・いや、それじゃどっちか分からないな。ユア、平民だろうと貴族であろうとここでは関係ない。ここは実力主義、身分で差別するようなことはないようにされているからな。貴族主義ではないから安心しろ」


別にそこまで心配しなくていいがありたかく受け取ろう


「ああ、ありがとう」


「ふっ別にいいさ」


続けて名前を次々ーいや、あと2人か


「ミナス・オルトバルトです。オルトバルト公爵の娘で旦那様ーユア・オルトバルトの妻です」


「メイル・ソード。次期剣聖、ソード子爵の後継者と言われている人だ。よろしくね」


こうして皆がそれぞれ名前を言った

次回2月15日12時投稿予定

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