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転生者達がいく異世界学園  作者: ルセイ
第一章 転生者達
11/31

11話 実力検査2

「右からランク3、ランク5、ランク6、ランク4、ランク4、ランク5だ。1番右のお前は1番良かったぜ。あとは30人くらいか。次は誰だ?」


次々と下されるランク

1番よくてもランク1だがまだ数人しかいない

俺が知っている数では5人くらいか

少なすぎる・・・ランク1の判断は試験官を相手に倒すこと

ランク2は互角にやり合えるくらい

ランク2ですら少ないし、厳しいけど次は俺だな


「ミナス、俺が行くよ」


「え!?」


あっさん付け忘れていたわ・・・いや、いいか


「今からさん付け辞めるからね。行くか」


「え・・・え!?(突然さん付け辞める!?どう言うことなんですか!?もっもしかして・・・さん付けで距離をとっているんじゃないのかと心配していたと言うことですか?そんなことないだろうに・・・でも、本人がそう思っているのなら仕方ないですね)」




「お前1人でいいのか?可愛い奥さんと一緒じゃなくてもよ」


どういう煽りだ

そんなんでいっしょにやりますとはならんだろ


「1人でやった方がいいだろ」


「ふん、勇気のある奴だな。武器はどうした?いらないのか?」


「近接戦はほぼ素手なので。それに木刀とか木の短剣とか扱いづらいので」


慣れないことを無理にやれば失敗する

そういうことを経験したのは嫌なほどに経験してきた

進んでやることが大事とか言っているけどいざ失敗した時誰が責任を取るんだ?と言われたら俺だよな

先生にどうしてこんな危険なことをしたって言われてあんたが色んなことをするのがいいぞって言ったからだろと思うけど口に出せないとか

そう言う経験が前世からある

前世のような過ちをしないために慣れていることを選択するってこと

新しいことに経験することは大事だが安定感のあることを選択しないといけないからね


「いざとやる時に慣れないことをしたら負けだからな。お前の選択は間違ってねえよ」


舐めてんのかお前と言われると思ったけど違った

この人、口が悪いけどいい人なんだな


「では行きますよ」


「ああ、来いよ」


やら、遠慮なく


「!」


「軽くでいいか」


数m離れていら所から始まったが俺のステータスである力はカンスト

一瞬で目の前に来ることはできる

ちょっと当たるだけで止める


「・・・・・・ふっ・・・負けだ負け!見えなかった時点で負けだわ。お前はランク1!奥さんが終わってから次の検査やって来い!」


「ええ、そうします」


一瞬で終わってしまったな

でも、負けを認めるから変にプライドを持っているわけではない人って見えるね

戻ろうとしたら止められる


「ちょっと待て、名前を聞きたい。お前の名は?」


名前?


「ユアです。試験官」


「・・・ふっそうかい・・・俺の名はバルト。元冒険者だ。"最強"に聞けて良かったわ。次の奴来い!」



「一瞬で終わってきたよ。ミナス」


「・・・はい、旦那様流石ですね」


なんか顔が赤いがどうしたんだ?

あっもしかして・・・


「ごめんな。いきなり・・・呼び捨てにして・・・嫌なら「いえ、そのままにしてください!」おっおう・・・」


やっぱり気にしていたんだな

しかし、すぐに対応するとかすごいな

俺はそんな決断力が高いわけじゃないし

やっぱり、人にはそれぞれ得意分野があるってことかな

悲しいねうん


「次は私ですね」


少し考えていたらもうミナスの番になった

大丈夫なんだろうか

いや、大丈夫だろうな




「次は君か」


「ええ、お願いします」


ミナスが持っているのは木短剣

短剣が得意分野だもんな

後ナイフ投げも


「来い。相手になってやるから遠慮なく来い」


「お願いします」


開始

ミナスは短剣を持って走る

俺と同じように攻撃してくるんじゃないかと考えていたバルトは動かず様子見している

ミナスが襲ってくると避けて木刀で防御をするも短剣を持っていない手で背負い投げをする

わお、すごい

俺この技術教えたつもりないから使用人の誰かに教えてもらったのかな?


「・・・油断してしまったな」


短剣を見せるミナスを見て苦笑するバルト


「また負けかよ。お前はランク1だ。文句ねえよな?」


「はい、文句はありませんよ」


勝者ミナス

短剣を囮にして背負い投げをした

短剣はわざと短剣で攻撃してくると考えさせるようにするため持っていたのか

俺と同じような攻撃をしてくると思ったら投げられるなんて予想外だろう

予想外なことは判断を鈍らせる

隙が生まれるからね

そこを突いても良かったがまあ、倒れている時点で敗北を認めるだろうな

本番ならまだしもこれはあくまで実力を測るためだし


「終わりました、旦那様のお陰で勝ちました!」


「俺、背負い投げを教えた記憶ないけど・・・」


短剣で攻撃すると思ったよ

でも違ったからさ

俺のおかげとはならなくない?


「背負い投げについてはメイド長から教えてもらいました。あの人は元冒険者なので」


「冒険者関係あるのかな?」


背負い投げをできる冒険者はいるだろう

でも、冒険者なのだって理由にはならないと思うけどまあ、いいか


「それじゃ次の検査をやる場所に行くか」


「はい、行きましょう」


こうして俺達は問題なく、実力検査を終了した

問題なく勝利したのであった





次回 2月14日7時投稿予定

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