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女性差別の国②

 私がギルドに入った瞬間から異様な目線で見られました。


「女の冒険者か...」


 と嫌な視線を次々に向けてきたので全て無視をしながらカウンターに向かいます。


「買い取って欲しいものがある」


 私の言葉の受付係の男は笑って言いました。


「なんだ? 兎の肉でも取ってきたのかい嬢ちゃん?」


「「「「アッハッハッ!!」」」」


 私は男達の笑い声に全く怯む事なくバサっと【海龍】の素材を広げて「海龍の素材を引き取って欲しい」と言いましたが...。


「【海龍】? お前さんが? 広げている素材も全て偽物なんじゃないか?」


「ちげ〜ねぇ!」


「女1人の冒険者ってだけでも頭沸いてるのに【海龍】の素材だぁ? 他当たれ! 他!」


 そうわ言われてまるで相手にしてくれません。


(何この町...)


 私はそう思いながらも【海龍】の素材を引っ込めて仕事の案内板を見渡しました。


 そしてAランクの依頼を取って受付に持っていったのですが...。


「悪いなぁ、その仕事は嬢ちゃんにはちと荷が重いんでな、他のにしてくれないか?」


(そうか、今はレイナ達がいないから信じて貰えないんだ...)


 一応Cランク程度の仕事もあったのでそれを受けようとすると...。


「やめとけ、入国料と大体同額だぜその仕事」


 なんて言われてしまい仕事そのものを受けさせて貰えません。


 私は仕方なくギルドを後にしようとしていると最後に大笑いが聞こえてきたので更に腹が立ちました。


(なんなのこの町...!)


 私は不快感を得ながらもギルドの外に出るのでした。

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