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中華料理③

 ミルシュが私の服の中から姿を現してテーブルの上に立ち、唐揚げに向かって全速全身し始めました。


「クピピィ〜♪」


 彼女は唐揚げに口を当てると、そのまま齧り始めます。


「クピピ♡」


 美味しそうに唐揚げを食べるトカゲの異様な光景にも私は慣れたように見ていられましたが、ハルトさんは「おいおいおい! トカゲが唐揚げを食べて大丈夫なのか!?」と言っていました。


「大丈夫だ、ウチのミルシュは大抵の食べ物ならなんでも食べる」


 というか私の与えている食べ物以外にも色々と勝手に食べてるだけだけどね...。


「クピピ〜♪」


 ハルトの心配もどこ吹く風なミルシュは唐揚げを普通に食べている。


「マジかよ...!」


 驚く彼の表情を見て可愛い声を上げるミルシュ。


「クピッ♪」


 顔じゅうに肉汁を漬けながらもとても美味しそうに唐揚げを頬張っている彼女はとっても可愛い♡


(顔を油まみれにして...、後で綺麗な水で綺麗にしてあげるからね)


 私はそう思いながら残り5つの唐揚げをミルシュに譲ろう。


 と言うわけで私は3人前餃子(18個)の余りに手を出すのでした。

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