表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

29/257

【風龍ルディラ=マルクス】③

 私とミカが馬車の外に出てしばらく走りるとそいつの存在を認識できました。


「あれね」


「あれが【風龍ルディラ=マルクス】...」


 災害級と言われている存在を目の前にしてもミカはそこまで驚いた様子がありません。


「師匠...」


「何?」


「あれって()()()()()()()()?」


 そう言いながら【風龍ルディラ=マルクス】を指さす彼女に私は言いました。


「そう思うんなら試してみなさい」


「うん、そうする」


 彼女は私の言葉に答えた後、巨大なドラゴンの元へと歩いて行きました。


「グォォォォォ!!!」


 ミカの登場に気が付いていた【風龍ルディラ=マルクス】はいきなり暴風を呼び寄せて彼女を吹き飛ばそうとしますが...。


「【硬質化】」


 【硬質化】したミカに風は通用しません。


【硬質化】と一言に言っても体を硬化させるだけではなく重さも能力値に応じて変化できると言う物でした。


 なので重さを最大にすれば暴風で吹き飛ばされる事はありません。


 なのに遥か後方では吹き飛ばされている王国騎士の声がこちらにまで聞こえてきました。


(...情けない、あれだけ【風龍ルディラ=マルクス】に近づいているミカは普通に堪えていると言うのに)


 私はそう思いながらもミカと【風龍ルディラ=マルクス】の戦いに視線を移すのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ