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弟子と師匠③

 私が自分の年齢について考えていると...。


「あっ! レイナさん達ですわ!」


 という声が聞こえてきた。


 その声の方を見てみるとエリーゼ達がいたので手を振りながら声を上げる。


「エリーゼ! 皆!!」


 駆け寄ってきた者は4人。


 エリーゼにキィア、そしてミカにミルシュです。


「お姉様はまだここにはきていませんの?」


「ええ、ケロナはまだ来ていませんね」


「ならば少し待ちましょうか、お姉様を入れた全員で【大帝】を討つべきだと私は考えますし」


 エリーゼにしては頭が冴えている。


 確かにここは敵の本拠地ですが、先ほどから敵の数は減っているように感じます。


 禍々しい魔力の波長が時間が経つごとに消えて行っているからでした。


「エリーゼ達も【帝王】を倒したの?」


「ええ、勿論ですわ!」


「俺たちは2体も倒したからな!」


 キィアとエリーゼはハイタッチをしながら自慢げに言いました。


 何気に相性の良い2人なので苦戦をしなかったのでしょう。


 私が静かに笑っているとミカが私に一冊の本を渡してきました。


「レイナさん、これを」


「なんですかこれは?」


 不振がる私に彼女は辺りを確認した後にこう言いました。


「これは【メイラの書】です、驚かないで聞いてください、実は今の師匠の体を操っているのは【次元龍】なんです、それを追い出すための魔術が描かれた書物があると【幻夢界】で会った本物の師匠の心に聞きました」


「今のケロナの体を動かしているのが【次元龍】?」


 確かにケロナの体の中には【次元龍】が存在しています。


 しかし、悪魔でケロナの肉体はケロナが動かしているのだと思っていただけにその話の衝撃は大きかった。


「どういう事ですか? 詳しく話を...」


 そう言いかけた時でした。


「待ってレイナ」


 サラ...もといアルフィ様が声を上げたのは...。

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