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ゴーレム娘とトカゲ娘VS【邪帝】

「ミルシュ、大丈夫か?」


「うん、大丈夫だよ」


 私はミルシュの手を取ってゆっくりと立ち上がりました。


 私達が当たりを見回すととてつもない数の本が所狭しと散らばっている大書庫の様な場所でした。


「凄い本の量だね〜、ミルシュは一冊でもうお腹一杯だよ〜」


 大量の本を前に何故かお腹をさする彼女を私がフォローします。


「ちょうど良い、この中から体から魂を抜き出す本を探せば良いんだからな」


 その言葉を聞いて首を横に傾ける彼女。


「先にママを探さないといけないんじゃない?」


「師匠との話を覚えているよな? 今の師匠の体は【次元龍】に乗っ取られてている、だから私達は【大帝城】にある大書庫の中から【メイラの書】と言うタイトルの本を探してレイナさんに渡せばいいんだよ」


 私の声を聞いてようやくミルシュは思い出した様だ。


「ああっ!! 確かそうだった!」


「そうと分かれば今すぐに探そう!」


 私とミルシュが【大書庫】の中を探し回っていると、突然ドス黒い気配が近づいてきました。


「「なにっ!?」」


 私とミルシュが振り返ってみると、そこには黒い鎧を纏ったおじさんが立っているではありませんか!


 おじさんはコホンと咳を混んだ後に指を私に向けてきました。


「何処からかコソ泥が入った様だな、この【邪帝】グラムゥが貴様らに鉄槌をくれてやろう」


 邪帝と名乗る彼の異質な魔力に圧倒されながらも私達は面と向かって構える。


「行くよ! ミルシュ!」


「うん!」


 私とミルシュは一斉に走り出し、先制攻撃を加えるのでした。

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