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爆速レベルアップ!③

 私達は町に戻ると早速ギルドに向かい報酬を受けとりました。


「はい、ご報告ありがとうございます【ライジングガルーダ】の卵5個の納品の所50個の納品を確認しましたので追加報酬の方もお支払いしますね」


 この町のギルドならば女性である私達を見ても嫌な顔をせずにちゃんと報酬を支払ってくれるのでありがたい。


「ついでにこれも頼む」


 私はそう言いながら【ライジングガルーダ】を解体して得た素材を沢山アイテム袋から取り出しました。


 すると変な顔をされてしまう。


「えっと...あの...、少しお待ちを...」


 受付嬢がしばらく奥の部屋に消えて数分後。


「お待たせいたしました、【ライジングガルーダ】の素材はただ今高額買取中で全部で150万ゴールドで買い取らせて頂きます」


「そう、それで良いよ」


 私が平気な顔で【ライジングガルーダ】の素材を全て売っぱらう所を見ていたミカが急に大声をあげたのでびっくりする。


「ええ〜!!? 150万ゴールドもするの〜!?」


「何? 急に大きな声をあげないで」


「だってだって150万だよ!? そんな大金見たことないんだもん!」


 何やらウキウキしている彼女に私は10万ゴールドを渡しました。


「ほいっ、これがあなたの配当金だよ」


 文句を言われるかとも思いましたが、意外な事に彼女の反応は悪くありませんでした。


「10万ゴールドをたった1日で稼げるなんて...! もしかして師匠って上級職についている高レベルの冒険者なの!?」


 目を輝かせて私の事を見てくる彼女に現実を突きつける。


「私は【村娘】で()()()()1()だよ」


 本当の事を声に出す私に対し「またまた〜、刀とか持ってるし本当は【侍】とか【剣豪】なんだよね!?」という言葉と視線が痛い。


 子供の夢を潰すみたいで悪いが本当に私は【村娘】なのだと説明しても信じて貰えなかったので、確認の為に教会へと向かう事にするのでした。

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