表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

154/257

城内探索③

「休日なんてあるの?」


 私の出したその答えに彼はこう返しました。


「ああ、僕たち【眷属】は基本的に自分の好きに生きていいんだよ、ただ【大帝】様や直属の【帝王】招集には必ず応じなければならないんだけどね」


(...休日か、本当にあるのだろうか?)


 そう思いつつも一度ライファー様に聞いてみる事にしましょう。


 〜ライファー様の部屋〜


 私が全ての部屋の清掃を終えるとライファー様の場所に戻ってきました。


「ライファー様、頼まれていた部屋の清掃が終わりました」


「ありがとう、ケロナちゃんは仕事が早くて助かるわ〜」


 彼女が嬉しそうにそう呟いていたのでこれを機に聞いてみましょう。


「ライファー様、次の休日の日のことなのですが」


「休日? 欲しいの?」


【休日】と言う単語を出した途端に表情が固くなる彼女。


 しかし、ここで負けてはなりません。


「はい、是非とも」


「...」


 しばらく沈黙していましたが、彼女はこう条件を出してきました。


「分かったわ、日時を教えて頂戴、そしてその日の朝食昼食夕食をちゃんと作りおきしてから出かけること、それだけの事をしてくれるのなら承諾してあげるわ」


 ただ食事の作り置きをするだけでいいのであれば何も問題ないだろう。


「分かりました」


 結果的に休日を得れた私はアポロに言われた場所に転送して貰うのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ