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【真実】

「...ふぅ、とまあこんな所かしらね」


「そんな事が...」


 私はライファー様になんていえば良いのかわからなくなってしまいました。


 あちらからすれば報酬を勝手に壊されてしまったのだから、契約違反としてその国を滅ぼす事になんの躊躇いもないのでしょう。


 しかし、それだけを聞いても未だに【大帝】が氷の中で眠っている事への理由にはなっていません。


 私は改めてその事について聞いてみます。


「...大帝様がなぜ人間に向けて憎悪を向けているのかは分かりましたが、あの場所にて眠って居られるのかは理解できていません」


 私の言葉に彼女は答えてくれます。


「そうね、今度はそちらについて話してあげましょうか」


 今日の彼女は機嫌が良いようだ。


 いつもならこのくらい話せばお開きにされてしまうのだが、今日はいつもより長く話してもらっている。


「今度はその侵攻中に私達に楯突いてきた【勇者】の話でもしてあげましょうかね」


 彼女はそう呟くと再び【大帝】の形をした風を作り上げて人形劇を再開してくれるのでした。

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