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世界樹育成クエスト進行しますか?  作者: 生きてる餅
街の生活、ボクの選択
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質問する人は手をあげてくださーい

みんなにまくってことは広範囲にまけるの?

逆に1人に集中したら効果あがったりする?

攻撃魔法はなにかつかえたりする?


似たり寄ったりな会話を続けてどれくらいたったかな。

最初は一瞬眉をひそめるくらいだったブルレも、ごまかすことなくお前を不審がってますって顔ししてる。

わざわざ荷物やボクをおさえてる縄が緩んでないか確認する振りしながらあーちゃんとボクの間に入り、遠ざけようとしてくれてる。


それでも遠回ししな詮索は一向に収まらず、それどころかどんどん質問は増えていってる。

何が本題なのかさっぱりわからないまま。


「なぁ、アーヴィンとやらさぁ」

「あと少しだよ!しっかりおし!」


ブルレがあーちゃんになにか尋ねようとした時、エンナの声が響いた。

体を起こして声の方を向くと、歩き疲れたらしい子供を励ましているところだった。


「ほら!もう壁が見えてるだろ!今回はシロのおかげでたくさんとれたからね、いーい日じゃないか!」


エンナだって疲れてるだろうに、大声で笑う姿に周りがどんどん明るく賑やかになっていく。


ここにいてもアーヴィンがめんどくさいだけだし、ちょっと向こうにいこうかな。

荷馬車側の縄をほどいてふよふよとエンナの隣へ飛んでいく。


「おやシロ、こっちにきたのかい」


エンナの隣の荷馬車に縄を結び直してまた干物状態になった。

集まっていた子供らがゆらゆら流れる髪を避けたり逆につかもうとしたりと遊びだすと、なんだまだ元気じゃないかとけらけらしてる。


「なんかねー向こうめんどくさいんだー」

「めんどくさい?あれは………世界樹聖堂の人かい?」

「そうそう、あーちゃんだってさ」


ボクに続いてこっちにこようとしてるみたいだけど、うまく荷馬車の間を通れないみたいだ。

飛べば一発だろうに、なにか今は飛べないわけでもあるんだろうか。


「ははっ、ずいぶんとあつーい視線だね……………お前たち、さっきから興味津々じゃないか。いってきていいよ」


だんだん近づいてくるあーちゃんが気になっていたらしい好奇心旺盛な子供ら一斉にわーわーと走っていった。

慣れてないあーちゃんと違って器用にするすると荷馬車の間を通り抜けていく。


おじゃちゃんだれー?

聖堂の服だーすげー!

刺繍きれーい

さっき飛んでなかったー?


ぐだふだ質問責めしてきたあーちゃんが逆に質問責めさてれるのちょっと気分がいい。

子供らを無下にはできないみたいで1人1人頭を撫で、たまに肩車したりしてる。

子供の相手は苦じゃないのか心底楽しそうで、今ならチャラそうじゃなくて好青年にみえないこともない。


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