女体化祭りだよっ! ワッショイ♪
「アーちゃん、あんまりゼッくん苛めちゃダメだよ? 誰よりもアーちゃんのこと心配したの、ゼッくんなんだからねっ!」
「ああ。そうだぞ、アレス君。キミが魔物達に追われて逃げて行った時のゼフレ君の慌て様は尋常じゃなかったんだからな」
そう言ってピーたんの両サイドに立つ、幼馴染①と幼馴染②
幼馴染①
ピンク髪の美少女の方は、先程紹介したおっぱい美少女──ミュウゼリーゼ。
幼馴染②
長身長髪・黒髪ぱっつんの超絶美女の方は、俺たちの保護者的存在であり、子供の頃の学校の先輩でもある──“ナデシコ”先輩。
二人とも俺とピーたんの幼馴染である。
ここでナデシコ先輩について簡単に紹介させてほしい。
ナデシコ先輩は俺たちそれぞれ三人の姉貴たちの同級生で、俺たちより四つ年上。
小さい頃からみんなの面倒を見てくれて、とっても頼りになる先輩。
凛々しく・賢く・逞しく・勇ましく、怒るととっても恐い…。
だけども誰よりも年下思いの、たいへん優しい先輩。
それがナデシコ先輩である。
容姿の方も軽く触れると、パッと身の印象は『漆黒の鎧がとっても似合う、モデル体型のナイスバディな大人のお姉さん♪』って感じ。
ミュウがピンク。 ピーたんが赤。
のように、この人のイメージカラーはほぼ“黒”一色である。
艶のある、妖艶な長い髪も黒。
切れ長の目に、長く美しい睫毛も黒。
瞳の色も、もちろん黒。
(ブラックオニキスを嵌め込んだみたい。)
両目の泣き黒子と、口の下の艶黒子も印象的。
(かなりエロスを感じる…♡)
俺たち“仲間内”の中で二番目に大きいその魅力的な胸を強調するかの様に腕を組、ため息を吐いて、俺を見下ろしながら話を続けるナデシコ先輩。
「しかし…あの時は驚いたよ。 まさか逃げて行く君を見て追い掛ける為に、目の前にいる敵達を瞬殺するとわ…。まあその後、残っている敵を無視して背を向けるのは感心せんがな」