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魔法が使えるようになりました。

「ま、いっかぁー!」


 学校にもいかなくていいし。マジ天国‼ 昔の私、マジナイス! お母さん、お父さん。私、魔法が使えるようになりました! 長年の夢が叶いました!

 とりあえずショッピングにでも行くか。いやーこういう時、ショッピングモールが近いと便利。


「それでは、レッツゴー!」


***********************************


 いやー本当にみんな動いてないなー。マラソンしてる人とか面白い。目とか半開き。

 これ、ドッキリとかないよね? もしドッキリだったらニヤニヤして歩いてるとかむっちゃ恥ずかしいんだけど。ま、そんなこと気にしてても仕方ない。せっかくなんだから全力で楽しもう。

 デパートが見えてきた。最初は何処に行こうかな。漫画読みたいから本屋かな。あと、シャーペンとか欲しいし文房具屋でも行くか。んーその次はー。アイスでも食うか!


***********************************


「アイスうまー!」


 うまうま。いやー久しぶりに食べるな。シャーペンも手に入ったし。用事も特に済んだし、そろそろ帰るか。

 明日も来よっかな。でも時間止まってたら商品入荷とか無いんだよね。悲し。


「え? ×××?」

「×××だね。ふふふ。」


 何か聞こえたような気がして振り返る。そこにはもちろん、止まっている人しかいない。

 人の、声。


「っ。」


 胸が痛い。寂しい。人が、人の温度が、恋しい。何でだろう。さっきまであんなに楽しかったのに。


「誰かっ! いるの!? ねぇ! 答えて!」


 さっきまでの人の声が聞こえなくなる。胸がキュっと苦しくなる。


「答えてよ…。」

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