結文 一章のあらすじ(総集編)
本編ではありません。
1章の設定資料なので、読まなくても大丈夫です。
内容を思い出すための、振り返り用です。
□ 前半
皆本月夜という少女は【バトル・トゥ・ロブ】というオンラインゲームが好きで、そこで知り合った一人の女性プレイヤーに、尋常ではない好意を寄せていた。
ゲーム以外の日常を「退屈で詰まらない」と絶望していた月夜にとって、そのプレイヤーと遊ぶ時間が唯一の救いだった。
そこに神様と名乗る存在が現れて、望むなら異世界へ行けることを月夜に告げる。
月夜はそれに対し、ゲームキャラクターとなり、ある人物と共に行けるならと、異世界行きを希望する。
行き先は、魔法が存在し、勇者や魔王がいるファンタジーな世界だった。
主人公(男)は巻き込まれた形で、見た目が12歳の少女に転生して、異世界へ舞い降りる。
二人は異世界で出会い、主人公はカンナ、月夜はミナヅキと名乗り、ゲームの呼称で呼び合った。
魔物に襲われるも、ゲームの装備とスキルが使えて、異世界を生き残る強さを得る。
□ 中盤
二人は「要塞商都 ファフニール」という場所へ辿りつく。
幸運にも、言葉や文字が理解できることが分かり、二人は商都で生きる術を探す。
一件の酒場で求人を見つけ、この世界の常識を知り日銭を得る為に、酒場で働くことにした二人。
徐々に常識を知った二人は、この世界ではメジャーな「冒険者」という職業を目指すことにする。
登録に必要なお金を稼ぐ為、酒場で働く日々となる。
しばらくして、冒険者となった二人は、まだ酒場で働いていた。
そこで「ドラゴンの卵が、商都に持ち込まれた」というウワサを耳にする。
この世界の【勇者】によって卵が持ち込まれ、資産家たちが我こそはと買い求める騒ぎになっていた。
ただし、それは陰謀のひとつだった。
ドラゴンの卵は孵化した場合、親のドラゴンを引き寄せるという性質を持っていた。
手を出せば、一国の軍隊さえ退けるほど強大なドラゴンが、商都を襲うことになる。
前例が少なく、そのことを知る者は多くなかったが、古くから続く国の王族だった勇者は、親から聞かされていた。
□ 終盤
不運にも、ドラゴンの卵が孵化してしまう。
親であるドラゴンとその群れが商都を襲い、舞い降りるだけで破壊の嵐が吹き荒れる。
そのドラゴンたちは、一つだけ助かる条件を提示するが、人間達はパニックになり、それどころではなくなっていた。
二人は噂を聞いたときから、ドラゴンと戦ってみたいと考えていた。
その為、二人はドラゴンに挑み、ついでに商都を守る為の戦いに挑む。
そして、二人は勝利する。
□ エピローグ
商都ファフニールを治める領主から、報酬(リクエスト可)を貰えることになった。
二人はドラゴンの遺言「子ドラゴンを頼む」という言葉を聞いており、領主にドラゴンの引き取りを希望する。
それが許可され、他に報奨金も渡された二人は、商都を出て旅をすることに決める。
二人と一匹は、この世界を旅する。