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最初の一歩は砂漠から  作者: ハヤト
第二章 対決大型サソリ
10/20

2話

そして、現在1人で立派に砂漠で生きてます!!



何日も砂漠をさまよい続けた

水は水魔法で作り、食料はあの1㍍あるサソリを見つけ出し土魔法で仕留める

素手で、サソリの鱗を剥いで土魔法で作った鉄板ならぬ岩板で太陽の直射日光でこんがり焼いている

他にも、砂漠ネズミや砂漠オオカミなどもいる

寝る時は、土水のデュオ魔法の『遁煉』で寝床を作り出す。快適な旅だ・・・


涼しい内に歩き出し、暑くなったら地面に『遁煉』潜って休み

また涼しくなったら歩き出す

涼しいと言っても、所詮砂漠、暑いものは暑い。魔力に余裕があれば水魔法でシャワーを浴びる

着ている物も水で洗う時もあるが、一度干していたら突風でパンツが飛んでいった

進む方向と逆、来た方向に飛んでいったために、数時間歩いた距離が無駄になった事もあった・・・


そして、ついに自分の歩いている場所が判明した。


あの時は泣いてしまった



凄く悲しくて・・・、よりにもよって見つけたのが、あの1kmある大岩、通称デベソ

どうやら、歩きに歩いて砂漠の本当のど真ん中にまで戻ってきてしまったのだ



そう、そして今、砂漠のデベソと言われる大岩にいるのである


もう、砂漠を歩くのはコリゴリだ。死に物狂いに歩いてやっと辿り着いた、

いや戻ってきてしまったのだ。もう心が折れた、

まぁ街に着けた所で奴隷の分際で良い方向に事が運ぶ事などありはしないのだろうが・・・



そういう事で、ココで頑張る事にしました!



まずは住処作り、デュオ魔法の乱用で魔法のレベルも上がっている。

そう言えば久しぶりに見たな自分のステータス




名前・姓   <ライウス>

種族     <人族>

Lv      <5>

HP     <30/30>  

MP      <90/120>


スキル  《鑑定Lv3》《算術Lv3》《土魔法Lv2》《水魔法Lv2》

称号   《異世界からの招待》《神童》

     《2重奏》デュオ

     《魔法創造》マジッククリエイト

     魔法を創り出した者にこの称号を与えよう

     面白い魔法をいっぱい創り出してね



レベルがいつの間にか上がっていた、食料のサソリを何匹も倒したからだろう

土と水魔法も1ずつ上がっているが

魔法レベルが上がる事で覚えた魔法が特に無い

本当は、魔法書や、知っている者に教えを請い、

使える魔法を理解しなければ意味が無いのだろうが



この変な称号で違う道が見えた、こんな砂漠に魔法書もなく

教えてくれる魔法使いなど存在しないが

魔法の創造、魔法を自分で創り出す事が出来ると言うのだから希望が見えた



考えるのは後にして、まぁとりあえずは住処の確保が先だ

穴暮らしにはもう飽きてきた、屋根のあるちゃんとした所で

どんなみすぼらしくともベッドで眠りたいのだ


『家作成』《ハウスメイク》を、とりあえず唱えてみる

この魔法は、『遁煉』の応用番で

砂漠に木など生えている分けも無く、デベソ大岩の岩か砂漠の砂しかない

その為、岩と砂を材料として、空気中の水分を使い固めていく

想像力がものをいうようだ、一度目は箱のような物が出来上がった

入り口も窓も無く単純な箱型だった


中はどうやら空洞で、入り口と窓を何とか掘り出せばいいのではと思ったが

無駄に頑丈に出来てしまい、削るのに一苦労した

やっと入り口だけでも削ったのだが、思ってたのと違う・・・


その日は箱で寝た


次の日、魔力を回復させもう一度挑戦する

屋根を三角型にと集中しすぎて、ピラミッド型の家が出来た

入り口もあるが、なにかテントのような感じに出来上がる、大きな土壁のテントだ




食料が底を尽きかけていたので、午後からはご馳走のサソリ狩りをした

毎日毎日、サソリばかり飽きてきたのは確かだが、それでも美味い

毎日カレーみたいなもんさ。

砂漠ネズミとオオカミはガリガリにやせ細っているのが多く

食べれる身が少ない、そこそこ美味なんだけどね



その日はテント型の家で寝たが、やっぱりしっくりとこなかった


翌日もう一度、『家作成』《ハウスメイク》を唱える

昨日寝る前に何度もイメージトレーニングをしておいたんだ。


「今度こそ、いける!!・・・(気がする」


目をつぶり頭の中にイメージを創り上げる、屋根は三角で下は四角で

窓は2つ、入り口は1つあって・・・


イメージし魔力を練り上げる



目を開けると


「おお、これだよ、これ!!」


目の前には少々小さいが、思い描いた通りの家、と言うより小屋が建っていた

立地条件は、デベソ大岩の岩の上にポツンっと建っている

砂漠では地面が安定しないのと、サソリの存在だ

サソリは今でこそ楽に倒せるようになったものの、寝込みを襲われては流石につらい

しかし、大岩の上にはサソリは登って来れないのだ・・・(多分

大岩の高さ自体も結構あるので、こちらも登るのに一苦労するのだが・・・



そういう分けで、砂漠のど真ん中に1人拠点を構える事となった



明日からは周辺の探索へ移って行こうかな

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