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列車は村上を発車し、笹川流れと呼ばれる日本海の景勝地にさしかかったが、外は暗く何も見えない。
車窓に通過する桑川の駅名表が後ろへと流れ去った時、グリーン車で若い男の体が床に倒れた。
松原はグリーン車と普通車指定席との間の仕切り扉を開けた。
そこには倒れていたのは二人が監視していた岡野忠文であった。
松原は、「大丈夫ですか?」と体をゆすったが、忠文の体は動かなかった。
「アンモード臭がします。」
「青酸系毒物ね。」
列車は村上を発車し、笹川流れと呼ばれる日本海の景勝地にさしかかったが、外は暗く何も見えない。
車窓に通過する桑川の駅名表が後ろへと流れ去った時、グリーン車で若い男の体が床に倒れた。
松原はグリーン車と普通車指定席との間の仕切り扉を開けた。
そこには倒れていたのは二人が監視していた岡野忠文であった。
松原は、「大丈夫ですか?」と体をゆすったが、忠文の体は動かなかった。
「アンモード臭がします。」
「青酸系毒物ね。」
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