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WITH A FIGHT!  作者: 藍野シント
入隊編
9/22

第一次試験

「まっ、最初は適当に武器選んで。そこに置いてあるのから選んでね。」

俺はそこと言われた所に近づく。たくさん武器(模造)が置いてあった。俺はそこから少し重い刀を取る。

「なら、最初は銃撃マシーンと闘ってもらうかね♪」

銃撃マシーン。それはただ、模擬戦闘演舞の為に使われるロボットである。しかし歩行不可。ただ、銃を撃ってきたりするだけである。

そのマシーンと闘うということは、多分銃弾を避け、攻撃を決めろ!ということだろう。

「じゃあ、まず俺から行きます」

俺はそう言うと、スタート地点である所へ案内してもらった。

スタート地点に立つ。

「それでは始めてもらいまーす!」

ユミさんの高い声が響く。

その瞬間、ドゥキューン!!という音と共に銃弾が飛んでくる。俺はそれを横方向に跳んで避けた。目と反射神経が第一となる。俺の動体視力だと、だいたいの銃弾は見れることができる。

俺はそれを駆使し、避けながらマシーンに近づく。そして、俺の剣の間合いまで入ったところで攻撃に移る。

<覇!>

俺が以前、音速と思っていた技だ。しかしこれは2年前、実際に計ってみると200キロしかでていなかった。充分速いけどな•••

しかし今は違う。デリスさんの修行の元でついに音速と対面した。まっ、俺の腕が凄く痛くなるんだがな••••

剣は素早くマシーンの喉元にあたる。そして、ソニックブームが周りに張ってあったガラスを割る。

「修理高いのにー」

俺はそれを聞かないフリをした。

「えっと、タイムは42秒•••

新人の中ではトップね••」

「マジすか?」

「もちろん。」

俺はグッと拳を握り締めた。多分これで獄門首のリーダーには勝った!

「次は私がやる」

瑠奈がそう言って、スタート地点に立つ。使ってるのはレイピアだろう。それを構える。

その瑠奈に向かって銃弾が飛んでいった。瑠奈はそれをちゃんと見て、レイピアを当てて、打ち落とした。その動作を何回もする。相手はサブマシンガンだ。その連射された弾を全て落とすのは、多分俺では無理だろう。

そして、リロードしてる隙をつき、腰にさしていたハンドガンを撃つ。見事に命中。

「はーい。終了ね♪

タイムは1分12秒。

まあまあな速さね。」

「ありがとうございます」

その時、雄大は静かにスタート地点に行った。

そしてマシーンが弾を撃った瞬間、一直線にマシーンに突っ込んで行った。そして、自分の正面に来た弾は剣で打ち落とす。さっき瑠奈がやっていたやつに、走りを加えたものだ。

そのままマシーンを剣が捉えた。

かかった時間は21秒。俺のより断然速い記録である。一直線だったためその分速さが増したのであろう。

俺は悔しさと嬉しさに満ち溢れていた。

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