乱入者
「俺、相当嫌われてるね…」
俺は苦笑を浮かべながら言った。すると変な女は鬼のような顔で
「嫌われてる以上よっ!」
と切り捨ててくる。
「赤飯…」
俺はボソッと呟く。
「あんた古いわね」
「しゃーねーだろ、デリスさんの言ってた事なんだから!」
俺は取り乱してしまった。これで場の空気が良くなればいいのだが、まったくならない。
「本当にやるの?」
変な女はこくんと頷く。
☆★☆★☆★☆★
「体格や筋力の事を考えて、やめようぜ」
俺は嫌がる。しかし変な女はやると決めたら絶対にやろうとしていた。
「あんたも銃じゃなくていいの?」
「まさか。」
「手加減はいらないわよ」
何故かムッとされる。
「俺は一流だから大丈夫なんだ」
俺は自信ありげに言う。すると周囲からのブーイング。嫌われすぎだろ…
「じゃ初めるわよ」
「マジかよ…」
変な女はコインを弾く。
そしてコインが落ちると共にチャリンと鳴った。
始まりと同時に変な女はエアガンをぶっ放してくる。
「容赦ねーな」
そう言いながらも、俺は確実に弾を見て避けていた。
周囲も変な女も驚きの表情を浮かべている。
「ちょっと、あんた。今のうちに弾く練習しとけば?」
瑠奈からの助言があった。
「おぉ。名案だね」
俺は礼を言うと、竹刀を構える。
そして弾を竹刀で落とす。見えてるのと、俺の反射神経、運動能力のおかげで、楽々とできている。
周囲は目を疑いだしめた。
「ほほん。評価を改めるが良い」
俺はそう言うと、変な女の子に最短距離の全速力で近づく。
「ぬぅ」
奇妙な声を漏らす女に寄る。
「俺の勝ちでいいよな?」
変な女は恐る恐るだが、頷いた。
「ふぅー。やっと終わったぁ」
俺が気を抜くのと同時に、殺気が襲う。
「何奴!?」
時代劇っぽく決めるのと同時に、俺に剣が襲ってきた。俺はそれを手に持っていた竹刀で防ぐ。
竹刀と竹刀がぶつかる。俺を襲ったのは俺と同じ位の男だ。背は俺より10センチばかりでかい。
「あんた強いね…」
男は俺を褒める。
「そりゃ、どーも。でもあんたも十分強いね」
「どっちが強いか決めよう」
「強引に持ってくね。
なんだ?この後の会話のシュミレートがめんどかったのか?」
「勘がいいね」
「できれば当たっていて欲しくなかったが」
俺は苦笑を浮かべた。
しかし男は御構い無しだ。
「さぁやろう。」