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第十二章/顕現

 藪知らずの森は、夜の闇に沈み、木々の影が不規則に揺れる。枝の軋む音、落ち葉のざわめき、湿った空気が三人の肺を圧迫し、息をするたびに冷たく重い感触が体中に広がる。森の奥に潜む瘴気の気配が、肌を這うように感じられ、真奈の手は呪符を握る指先で微かに震えていた。


「……準備はできましたか……?」

 かすかに震える声が、夜の静寂に脆く響く。

 高橋は無言で頷く。目の前の暗闇の奥、壺と瘴気の渦が潜む方向に視線を据えたまま、一歩も動かない。遠くに揺れる微かな光の粒は蠱毒の瘴気か、それとも幻影か。判断できず、ただ視線を鋭く保つ。


 白行上人は経巻を開き、掌から滴る血を呪符に触れさせ、慎重に四方に貼り付ける。赤黒い墨の匂いと血の匂いが混ざり、空気中に独特の緊張を生む。貼るたびに経文を唱え、波動が結界に宿る。


「これが結界の基礎だ……四方八方を光で固め、瘴気を押し返すのだ」

 疲労と覚悟を含んだ声が森全体に響く。手の震えは隠せず、経文を唱えるたびに全身の力を振り絞る様子が見て取れる。


 真奈は手を握りしめ、心の中で十羅刹女の名を呼ぶ。

(どうか……導いて……蠱魂を退けて……)

 恐怖が胸を締めつけるが、祈りの力が少しずつ恐怖を抑え、心を落ち着かせる。高橋も目を閉じ、経文に意識を集中させ、蠱魂の視線に立ち向かう覚悟を固める。


 呪符は四方に貼られ、淡い光を放ち始める。光はゆらぎながら森の闇を押し返し、瘴気を吸い込むように渦を巻いた。壺の中の蠱毒は暴れ、亡霊の姿が歪みながら広場を覆う。羽音のような囁きが森全体に響き、三人の心を切り裂く。


 真奈は膝をつき、手に握る呪符を力一杯押さえつけた。胸の奥で佐倉の声が悲鳴とも囁きともつかない形で響く。高橋も額に冷や汗を滲ませながら視線を逸らさず、呪符の光に意識を集中する。


 白行上人は杖を置き、経文を高らかに唱える。低く重い声が森の闇に振動となって伝わり、落ち葉や枝も微かに揺れる。結界の光は次第に強くなり、瘴気の渦を押し返す波のように広がった。


 壺の中で蠱毒は暴れ、亡霊の形は狂気に歪む。羽音のような囁きが何層にも重なり、真奈の体は膝が折れそうになるほど震える。高橋も冷や汗を額に滲ませながら、決して視線を逸らさず心を集中させた。


 呪符の光が蠱魂の瘴気に触れるたび、瘴気はわずかに押し返され、壺の中の暴れが少しずつ弱まる。森の闇と光の交錯が徐々に鮮明になり、広場に緊張の波が満ちる。


 白行上人は経をさらに高らかに唱える。

「十羅刹女よ……蠱魂を封じ、呪いの連鎖を断て!」


 壺の中の蠱毒は最後の抵抗として渦を巻き、亡霊の姿を何度も歪ませる。黒い瘴気は森の奥深くまで広がろうとするが、結界の光が確実に押し返す。真奈は恐怖に打ち震えつつも、心の奥で十羅刹女に祈る。


「導いて……蠱魂を鎮めて……」

 胸の奥の祈りが光の柱に吸い込まれ、瘴気の渦心に直撃する。壺は小刻みに揺れ、亡霊の姿は歪んで形を変える。光が瘴気に触れるたび、黒い霧が薄れ、壺の中で蠱毒の暴れが弱まる。


 その瞬間、光の柱がさらに強く輝き、森全体を白光が包む。霧のような瘴気の中心から、七つの目を持つ十羅刹女が現れた。七本の腕にはそれぞれ武具が握られ、白衣は光を帯びて揺れる。長い髪が宙に舞い、七つの目は蠱魂を射抜く光で満ちている。


 十羅刹女は静かに手を上げ、光の刃で瘴気を切り裂いた。壺の中で蠱毒は暴れ続け、亡霊の形はさらに歪む。しかし七つの目と武具の光に触れるたび、瘴気は押し返され、亡霊は霧のように薄れていった。


 光の柱は蠱魂を包み込み、瘴気が渦を巻く中で闘うように抵抗する。しかし、十羅刹女の力はその意志を凌駕した。渦は裂け、蠱魂の狂気の声は次第に弱まる。


 真奈は手を合わせ、心の中で叫ぶ。

「お願い……この人を……、呪いを止めて……!」

 胸の奥で恐怖が渦巻くが、同時に神の力が自分たちを守ると確信できる力が湧く。


 蠱魂は最後の抵抗として壺を揺らし、亡霊の形を歪ませて猛り狂う。しかし、十羅刹女の七つの目がそれを見逃さない。光の束が蠱魂を貫き、瘴気を押し返すたびに、亡霊は形を失い、霧のように薄れていった。


 広場に静寂が戻ると、十羅刹女はゆっくりと姿を消し、光の柱は柔らかく溶けて消滅した。

 白行上人は額に汗を滲ませながらも、静かに杖を下ろす。

「……蠱魂は鎮められた。だが、油断は禁物。蠱毒は常に影となり、知識なき者には牙を剥く」


 真奈と高橋は膝をつき、震えを押さえながら息を整える。

「……終わった……のですね……」

「少なくとも、今は……」高橋は低く答えた。


 森の闇は重いままだが、藪知らずの広場には、確かに光の余韻が残り、蠱毒の瘴気は封じ込められた。

 三人の胸には、恐怖と覚悟、そして十羅刹女の力を目撃した畏怖が深く刻まれていた。

 呪符から放たれる光が森の闇を押し返すと、壺の中で蠱毒は暴れ、瘴気の渦がさらに巨大化した。亡霊となった佐倉の姿が歪み、空中で蠢く。目は異常に大きく開き、狂気の笑みを浮かべる。壺を握る手が震えるたび、瘴気は渦となって広場全体を覆った。羽音のような囁きが何層にも重なり、森全体が呼吸するようにざわめく。


 真奈は膝をつき、手に握る呪符を押さえつけた。胸の奥で佐倉の声が悲鳴と囁きの狭間で響き、恐怖が全身を駆け巡る。過去の研究室での惨劇、壺の中で蠢く瘴気の光景、亡霊が襲いかかるイメージがフラッシュバックし、息が詰まる。


 高橋も額に冷や汗を滲ませながら、視線を逸らさず呪符に意識を集中する。呼吸を整え、瘴気の渦に心を飲まれないよう自らを律する。森の湿気が肌にまとわりつき、心拍が耳元で鳴る。恐怖と緊張の震えが手足を支配する。


 白行上人は杖を握り、経文を低く重く唱えた。声の振動が森全体に伝わり、結界の光はさらに強まる。呪符の赤黒い文字が波打ち、光の渦が瘴気を押し返す。森全体が振動し、落ち葉や枝が微かに揺れ、空気は重く、しかし清浄さを帯びて動いた。


 壺の中の蠱毒は最後の抵抗として渦を巻き、亡霊の姿を何度も歪ませる。黒い瘴気は森の奥深くまで広がろうとするが、結界の光が確実に押し返す。真奈は恐怖に打ち震えつつも、心の奥で十羅刹女に祈る。


「導いて……蠱魂を鎮めて……」

 胸の奥の祈りが光の柱に吸い込まれ、瘴気の渦心に直撃する。壺は小刻みに揺れ、亡霊の姿は歪んで形を変える。光が瘴気に触れるたび、黒い霧が薄れ、壺の中で蠱毒の暴れが弱まる。


 その瞬間、光の柱がさらに強く輝き、森全体を白光が包む。霧のような瘴気の中心から、七つの目を持つ十羅刹女が現れた。七本の腕にはそれぞれ武具が握られ、白衣は光を帯びて揺れる。長い髪が宙に舞い、七つの目は蠱魂を射抜く光で満ちている。


 十羅刹女は静かに手を上げ、光の刃で瘴気を切り裂いた。壺の中で蠱毒は暴れ続け、亡霊の形はさらに歪む。しかし七つの目と武具の光に触れるたび、瘴気は押し返され、亡霊は霧のように薄れていった。


 白行上人はさらに力を込めて経文を唱える。声の波動が森に響き渡り、結界と十羅刹女の光が一体となって蠱魂を包み込む。光と闇が交錯し、森の奥まで振動が伝わる。落ち葉や枝、湿った空気もその振動に応え、全てが生き物のように動いた。


 真奈は手を合わせ、祈りを叫ぶ。恐怖の渦の中で祈りが光に吸い込まれ、蠱魂の中核に直撃する。壺は激しく揺れ、亡霊の姿は最後の抵抗として歪み続けるが、十羅刹女の光に捕らえられ、霧のように薄れて消えていった。


 やがて、光の柱が森の闇を押し返し、蠱魂の暴れも完全に沈静化する。亡霊も、壺の中の蠱毒も、森の闇に溶けて消えた。広場には深い静寂が戻る。


 白行上人は杖を下ろし、額に滲む汗を拭いながら言った。

「蠱魂は鎮められた。だが油断するな……蠱毒は影のように潜み、知識なき者には破滅をもたらす」


 真奈は膝をつき、震える手を握りしめる。

「……終わった……のですね……」

 高橋もゆっくりと頷く。

「少なくとも、今は……」


 森は重く、静かに立ち込める。しかし広場には光の余韻が残り、蠱毒の瘴気は封じ込められたことを示していた。三人の胸には恐怖と覚悟、そして十羅刹女の神威を目撃した畏怖が深く刻まれていた。


 白行上人は呪符を巻き取り、経巻を閉じる。

「我らの勝利ではない……これは十羅刹女の力と覚悟の結晶である。決して過信してはならぬ」


 三人は互いに顔を見合わせ、震える体を押さえつつ安堵の息をついた。藪知らずの深い闇の奥に蠱毒の残滓が潜むことを本能で感じながらも、儀式が成功したことを理解していた。

 光が森の闇を押し返し、蠱魂と亡霊が消えた後、藪知らずの森には深い静寂が訪れた。しかしその静寂は生温かく、湿った空気の中に残る瘴気の名残が、三人の体感に重く残る。森の奥からは小さな羽音や枝の軋みが、まるで蠱魂の残滓のように微かに聞こえ、彼らの心を緊張させた。


 真奈は膝をつき、手に握った呪符を力なく押さえつける。全身の筋肉は力を失い、震えが止まらない。心臓はまだ鼓動を速め、耳鳴りが頭の中で続いている。恐怖は消えたはずなのに、佐倉の声が頭の奥で囁く。悲鳴と嘆き、狂気の笑いが入り混じり、まだ完全には鎮まっていないことを知らせる。


 高橋も立ち尽くしたまま、額に冷や汗を滲ませる。森全体が押し返されたとはいえ、壺の中で蠱毒が完全に消えたわけではない。目に見えない瘴気の残滓が体にまとわりつき、呼吸に重みを加える。彼はゆっくりと深呼吸を繰り返し、自らを落ち着けようとした。


 白行上人は杖を肩に掛け、呪符と経巻を慎重に巻き取る。額には深い疲労の汗が滲み、手の震えはわずかに残る。長く続いた儀式の影響は、彼の精神にも肉体にも深く刻まれていた。


「……我らの勝利ではない……これは十羅刹女の力と覚悟の結晶である」白行上人の声は低く、森全体に響くようでありながらも、どこか弱々しさを含んでいた。「油断するな……蠱毒は影のように潜み、知識なき者には破滅をもたらす」


 森の静寂の中で、落ち葉が微かに揺れる。風はなくとも、夜の空気が微妙に動き、儀式の残像を揺らす。光の柱は徐々に弱まり、森の闇と一体化していくが、光の余韻が静かに残り、蠱魂を封じた痕跡を示す。


 真奈は震える手を膝の上で握りしめ、目を閉じて深呼吸する。意識の奥にあった恐怖が少しずつ沈静化するが、胸の奥ではまだ佐倉の魂の声が微かに響く。思い出すのは、研究室で孤独に蠱毒と対峙していた彼女の姿、壺を握る手の震え、封印紙に書き残した呪文の跡。死後もなお、蠱毒の呪いに操られた悲劇が胸に痛みを残す。


 高橋は肩を落とし、杖を握る白行上人の横で静かに息を吐く。冷や汗が額を伝い、体は儀式の緊張でこわばったまま。恐怖と緊張の連鎖が少しずつ解かれていく中、森の奥で微かに残る瘴気の影に目を凝らす。壺の中で蠱毒はもはや暴れることはないが、その残滓が潜んでいる限り、完全な安全は存在しない。


 白行上人は三人を見渡し、杖を地面に突いたまま語る。

「この儀式は、蠱毒を鎮めるための最低限の措置である。蠱魂そのものを完全に消すことは、覚悟と犠牲を伴う。最悪の場合、我ら三人の命すら失われかねぬ」


 真奈と高橋は言葉を失った。今しがた目の当たりにした蠱魂の暴れ、亡霊となった佐倉の狂気、そして十羅刹女の顕現の畏怖――それら全てが、言葉にできない恐怖として胸に刻まれていた。


「だが……これで終わりではない。蠱毒は再び動こうと潜む。知識と覚悟を持たぬ者は、決して触れてはならぬ」白行上人の声には重みと警告が込められている。森の闇の奥に残る瘴気は微かに揺れ、まだ蠢く生命のような気配を漂わせる。


 真奈は震える声で呟いた。

「……私たち、もう一度……佐倉を……」

 言葉は途切れ、胸の奥で叫びとなる。しかし白行上人の眼差しは、過去の惨劇を繰り返さぬための警告の光に満ちていた。


 森の闇は深く、湿った息を吐きながら静かに包む。しかし光の余韻は、確かにこの場に立ち、蠱毒を封じた証として残る。三人は互いに顔を見合わせ、震える体を押さえつつ、森の静寂と自らの呼吸を感じた。心拍はまだ速く、体は疲労で鉛のようだが、儀式は成功したことを確かに理解していた。


 白行上人は深く息を吐き、杖をゆっくり下ろす。

「我らの勝利ではない……だが、今日は命を繋いだ。我々は学び、警戒を怠らぬ限り、蠱毒に抗い続けることができる」


 森の奥から微かに羽音が戻り、夜の空気が静かに呼吸するように揺れる。三人はその中で、恐怖と畏怖を抱えながらも、希望の余韻を感じる。光と闇、死と生の境界をかろうじて保った今、彼らは次の行動に備え、息を整えるのだった。

 森の深い静寂の中、三人は互いに距離を取りながらも、同じ空間に存在していた。しかしその心は別々の方向に揺れている。儀式を終えた安堵はあるものの、体中に刻まれた恐怖の痕跡は簡単には消えなかった。



 膝をついたまま、真奈は手に握った呪符を見つめる。血と墨の匂い、経文の振動、壺の中で蠢いた瘴気――すべてが鮮明に脳裏に焼き付いている。恐怖と悲哀が混ざり合い、心の奥で締め付けるように痛む。


「佐倉は……どうしてあんなことを……」

 思考は揺れ、過去の惨劇と現在の儀式の記憶が重なる。研究室で一人で蠱毒と向き合った佐倉、壺を握る手の震え、封印紙に書き残された呪文の跡――真奈の胸に、恐怖と悲しみが同時に押し寄せる。


 しかし、十羅刹女の顕現とその光の力が、胸の奥の恐怖をわずかに押さえつける。恐怖は消えないが、祈りと覚悟が恐怖の渦に光を差し込み、心を少しずつ落ち着かせる。真奈は自分の弱さを認めつつも、それでも前へ進む覚悟を固める。


 ⸻



 高橋は静かに立ち、額に滲む汗を拭う。森の暗闇は依然として重く、残留する瘴気の影が視界の端にちらつく。壺の中で蠱毒が暴れた記憶が、理性の奥で警鐘を鳴らす。


「……知識がなければ、あれに抗うこともできなかった」

 理論的な思考が頭を占めるが、感情の抑制は利かず、心臓の鼓動が耳元で響く。森の奥に潜む瘴気の名残、亡霊の姿、光と闇の交錯――それらが視覚的・聴覚的・触覚的に鮮烈に残る。


 高橋の心は冷静さを保とうとするが、理性の下に潜む恐怖は無視できない。十羅刹女の顕現に畏怖を抱きつつも、理論で理解できない力の存在に、自らの無力さを痛感する。しかし、真奈の祈りと白行上人の指導に触れ、少しずつ覚悟を固める。


 ⸻


 白行上人は杖を地面に突き、深く息を吐く。経巻と呪符の巻き取りに手をかけながらも、体の震えはわずかに残る。長く続いた儀式は肉体的疲労のみならず、精神的にも極限に近い負荷をかけていた。


「……油断するな……蠱毒は影のように潜む……」

 自らに言い聞かせるように呟く声は、疲労で低く震えている。十羅刹女の力によって蠱魂は封じられたが、完全な安全はない。残留する瘴気の影は、まるで意識を持った存在のように森の奥で揺れ、白行上人の警戒心を研ぎ澄ます。


 彼は三人の姿を見渡し、安堵よりも慎重な警告の思いが優先する。自らの力だけで蠱毒を抑え込めたわけではない。十羅刹女の力、呪符、経文、そして三人の覚悟があってこその勝利だった。


 ⸻


 森の静寂は、三人の心を包むと同時に、その余韻として微細な恐怖を残す。羽音のような囁き、木々の揺れ、落ち葉のざわめき……すべてが過去の儀式を思い起こさせる。三人は互いに距離を取りつつも、目を合わせることで安心感を得ようとする。しかし恐怖と畏怖は完全には消えず、心の奥で蠱毒の残滓を警戒し続ける。


 真奈は膝の震えを押さえ、呼吸を整えながら森の暗闇を見つめる。高橋も目を閉じ、理性を保ちつつ、心拍と呼吸を整える。白行上人は杖を肩にかけ、額の汗を拭いながら森の奥の暗闇に目を凝らす。


 三人は、恐怖と疲労、畏怖と覚悟の入り混じった感情を抱えながら、藪知らずの深い森の中で夜を過ごす。蠱毒の残滓は依然として森に潜むが、今は儀式の成功により一時的に抑えられている。心と体の疲弊は深く、呼吸や動作の一つひとつに重みを感じるが、それでも三人は次の行動に向けて意識を整え、夜の森の中で静かに息を整えるのだった。


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