食い散らかしたような所見
らんどの自身の経験も含めて語られている内容については相互に脈絡がなさそうである。
それこそは一介の個人についての人生そのものだと思っているが、そうゆうことで世界は多様であることを示したいようである。
専門的な言説もアウトリーチ的に語ると両論併記に陥りやすいが、こういったものなのだと高をくくるとかえって日記的な文については新鮮な発見がある。
最近、6・5時間の一日の働きのなかで掃除の占める割合が増えてきているが、らんどは不満ということはない。
工場はまだ新しく汚れが目立っていない上に、定期的に専門業者がワックスがけに来てくれたりと最新の工場らしくスマートに運用されているからだ。
掃除のポイントは足りない消耗品の補給やたまったゴミを捨てるなどして利用者である社員たちからクレームを頂かないように心がけている。
秋も深まってくると冬に咲く花のつぼみをわざと摘んでみたりすることが会社の上層部から指示されている。この作業も基本的には近辺にある緑化の業者にもやってもらい、台形脚立を使い木の芽の高いところを摘むのはらんどが担当している。
これらの軽作業は普段のバームクーヘン紙管を転がす重労作の合間のいい気分転換にもなる。
ところでらんどの今の目標は来年9月に行われる健康診断でメタボリックシンドロームの判定を受けないことである。今年は腹部が分厚く引っかかっていたが他の血液検査の結果が基準値内だったためメタボ判定は見送られた。来年はメタボにかすりもしないようあと6cm腹部まわりを絞りたく思っている。
まさにらんど日記といった感じだが人と折衝してあくせく働く以外の生き方も知ってもらいたいと思う。