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2022年末頃のらんど  作者: はこなか
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バームクーヘン紙管切り取り

 数日前から手の指の皮がむけたりして痛痒いのに悩まされている。そのこと以上に刃物によるバームクーヘン紙管切り取り作業を近い将来できるか、できないかの判定日が控えており気になっている。

 別の喧々諤々は自宅であった。母が息子の手の状態を気にかけるあまり、バームクーヘン紙管の切り取り作業開始日を前に断ることをすすめてきた。

 大人の約束事として、NPO法人担当者同行の判定する日を経て『自分にはリスキーなので遠慮させていただきます』というならわかる。母は最初から決定事項として断ることをすすめてきたのには嫌気がさした。

 母は何歳まで生きるのであろうか?今が晩年であることは間違いないが亡くなっては、そんなやり取り自体が消滅してしまう。以降は覚悟しているが『男やもめに蛆がわき女やもめに花が咲く』とならないように気を引き締めているところだ。

 変り者のらんどは死んでも意識は時々あるのではないか?と少し思っている。こういった発言の直接の原因とはならないかもしれないが寝不足が長く続き、あまりにも辛すぎた経験を持っているためうつつである今についても人とは変わった思いを持っている。

 予定調和ばかりで仕事は進まない。人生もしかりである。比較的最近、会話を脳トレだと捉えられたらんどは以前とは違う。やりとりにより常に脳のしくみを変えることを厭わないどころか望むようになったため人生に対する耐性が付いてきているのである。

 賃金を頂きながら生活する以上、消極的なことばかり言うことはできない。それは障がい者雇用についてもしかりである。

 制度上の配慮には期待するが、NPO法人担当者に言いたいのは3カ月に1回は来て話をしてもらいたいということである。何かあったときに来るということではなくこういったデフォルト動作のようなものが企業側にとっても障がい者雇用を自覚させる良い機会になるものである。

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