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星霊兵装:コスモダイバー  作者: フユルト
1/13

プロローグ

…書きたくなったんです…(´・ω・`)

神界に存在する、とある庭園に設置されたテラス席に二人の人物がいた。


「ごめんね?研究で忙しい中呼び出しちゃって…」


「いえ、研究も重要な所は殆ど終わっていましたから…それに、レクシア様のおかげでこうして好きに研究が出来るんですから、謝る必要なんてありませんよ」


「そっか…」


レクシア様と呼ばれた、白髪に金色の瞳をした少女は白いティーカップを傾けて中に注がれている紅茶を飲む。さながらその光景はとても美しく、絵にすれば聖都の商人や貴族が大金を払ってでも欲しがるだろう。


「それで、お話というのは…?」


「そうそう、実は行って貰いたい所があってね〜…えっと…」


レクシアは袖からテレビのリモコンのような物を取り出して、ピッピと音を鳴らして操作すると同時に二人のいる場所の景色が移り変わる。そして、宇宙空間に浮かぶとある星を映し出す。


「あぁ、ここだよ…“アオイ”にはこの星に行って欲しいんだ」


「いいですけど、そこで何をすれば…?」


「ん?嫁探しだよ?」


「…えっと…?」


アオイと呼ばれた、白衣を着た少年はレクシアの言葉を理解できず首を傾げる。


「いや〜、アオイももう15歳になったんだから…ね?」


「…本音は?」


「もうそろそろ孫が見たい…」


レクシアは目を細めながら頬杖をついて、アオイを見る。実際にはレクシアとアオイとの間には血の繋がりはないが、レクシアにとってアオイは本当の息子のような物なのだ。


「えぇ…わざわざ他の星に行かなくても…」


「そう?ならクラリスを嫁に…」


「いや、その星で嫁探しに行ってきますッ!!」


アオイはそう言ってレクシアの言葉を遮って、支度をする為に部屋へ全力ダッシュで戻る。


「…クラリスはちょっと反抗期なだけで、アオイのこと結構気になってるみたいなんだけどなぁ…」


原初の女神は、ため息にも似た言葉を呟いた。



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