呪いあれ
※この作品はフィクションです。
読んでどう感じるかは、読んだ人の感性に委ねます。
ひとつ いつもの ひとりめし
ふたつ ふたりの こうはいは
みっつ みんなの にんきもの
よっつ スマホを よなかまで
いつつ いつでも ねぼうする
むっつ むりやり こーひーで
ななつ なんとか しごとする
やっつ やれやれ ためいきはいて
ここのつ くろうは このみだけ
とうで りあじゅう 呪いあれ
ひとつ いつもの ひるじかん
ふたつ ふたりの こうはいは
みっつ ひそかに みつめあう
よっつ よごとに メールだよ
いつつ いつもの なやみそうだん
むっつ むかつくが しゃあない
ななつ なきごと いうまえに
やっつ やるべき ことをやれ
ここのつ くのうは このみだけ
とうで りあじゅう 呪いあれ
一つ いつもの 一人めし
二つ 二人の 後輩は
三つ みんなの 人気者
四つ スマホを 夜中まで
五つ いつでも 寝坊する
六つ 無理矢理 コーヒーで
七つ なんとか 仕事する
八つ やれやれ ため息吐いて
九つ 苦労は この身だけ
十で リア充 呪いあれ
一つ いつもの 昼時間
二つ 二人の 後輩は
三つ 密かに 見つめ合う
四つ 夜毎に メールかよ
五つ いつもの 悩み相談
六つ むかつくが しゃあない
七つ 泣き言 言う前に
八つ やるべき ことをやれ
九つ 苦悩は この身だけ
十で リア充 呪いあれ
※呪いと呪いは同じ字を書きます。
呪いは、人を蝕む悪いものです。
呪いは、呪、つまり、術をかけることです。
術は、善いものも悪いものもありますが……。
お呪いと書くと、おまじないと読みます。
私が用意した解答の一つは、つまりはそういうこと。