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神に愛されし者  作者: シューニャ
14/36

シエスタは留置場から旅立つ!

――――――――――――――――――――――――――――――


=旧オーラシア王国領元王都 フェイルシュタット=

==山賊による身代金要求事件後==


――――――――――――――――――――――――――――――


その後、フェイルシュタットに着いて、息をつく間も与えられないまま、すぐに、山賊による誘拐事件について赤熊騎士団に事件の詳細を順を追って説明させられた。


出自についても質問されたが、「神に寵愛を受け転生した異世界人です。」だなんて言った暁には狂人扱いされかねないので、神のうんぬんは省いて事実を説明してやった。


この世界で目覚めて服以外何も持っていなかったこと、人質を抱えた山賊に偶然出会い捕まった事を事細かに説明すると、記憶喪失の謎の巡礼者か旅人ということで納得された。


事情を聴かれた後も、しばらく留置場で過ごす事になったので、俺は今まで見ていなかった自分のステータスを確認した。


名前:シセスタ・アデル

性別:男性

LV:8

種族:人族

年齢:18

ジョブ:聖人


HP:8000/8000

MP:8000/8000

体力:8000/8000

筋力:8000

精神:8000/8000

攻撃力:8000

防御力:8000

スピード:8000


スキル:アマテラス神加護 ツクヨミ神加護 スサノオ神加護 ヨルス神の加護 鑑定・解析 解体 イーニス世界語訳 全能力適正 剣術 投擲 弓術 潜伏 交渉 オーバータイムレイジ

トークン:神々に気に入りられし者 山賊の殺し屋


レベルが、急激に上がった上、殺したゲオルグのスキルを受け継いだらしい。

”オーバータイムレイジ”とはなんだろうか?

鑑定・分析を走らせる。


”オーバータイムレイジ”

≪初陣での対人キルによるユニークスキル≫

アドレナリンの分泌により体感スピードが6割遅くなる。攻撃力・スピードが増加する。


(・・・・すごいスキルだった。これがあればもう矢で被弾する事は、ないじゃないだろうか?)


俺はメインメニューを開き、アイテムボックスを開いた。

まず、装備から確認する。

武器と防具が表示された・・・


≪シャード:5キロと重いが、信頼性のある片手両刃剣。長三角形状の刃をもち鍔に近づくつれ幅広になってる。幅広の刃のため非常に相手の剣を受け流しやすい。≫


≪村人の弓≫:村人でも扱える弓。


≪黒色のコイフ≫:頭部へのダメージを5%軽減する。


≪黒色のギャンベソン≫:上半身へのダメージを5%軽減する。


これで身を守れるはずだ。

次にアイテムを確認する。


アイテムはないようだ・・・


(暇なので筋トレでもするか・・・)


――――――――――――――――――――――――――――――

=一週間後=

――――――――――――――――――――――――――――――


衛士「出ろ!!」


牢屋の鉄格子が開いたどうやら解放されるらしい・・・


(ようやくか・・・)


牢屋を出るとあの時救出に来てくれた。背の高く目の細い騎士レフィンがいた。


レフィン「やぁ。気分はどうだい?」


シセスタ「感無量といったところです。騎士様。」


レフィン「つまりいいってことだ。問題なさそうだな・・・どうぞ。見送くろう。」


俺は留置場を後にする。

暫く進み高い塀の門まできた。


レフィン「先立つ物が必要だろう?これは君が倒した山賊に賭けられていた国から出た懸賞金だ。」


袋を差し出されたので、受け取った。


レフィン「1000ユーフティス入っている。なくすなよ。」


シセスタ「感謝します!卿!」


レフィン「うむ!我々、騎士団は帝都に戻るので君とはここでお別れだ。」

レフィン「ところで君はこれからどうする?どこかに当てが?」


シセスタ「わかりません・・・当てはありませんが、仕事を探すつもりです。」


レフィン「そうか・・・余計なお世話かもしれないが、良かったら冒険者ギルドに立ち寄ってみてはどうだろう?山賊を倒した君の手際ならそれなりに稼げるはずだ。無論、リスクもあるが・・・」


レフィンの言葉を聞いて前世での夢が蘇り、シセスタの瞳が輝く。


(そうだ!!俺はずっと冒険に憧れていた!!冒険者になって冒険をしよう!!!せっかく転生したんだ!今の俺には剣と防具がある!この騎士はなかなかいい助言をくれた!!ナイスガイいやクールガイだ!)


シエスタ「ありがとうございます!卿!感謝します!冒険者ギルドに行ってみます!!」


レフィン「そうか。体に気を付けろ!君の今後に、幸が多いこと祈らせてもらおうよ。」


レフィンはシエスタの消えていく背中を見送った・・・



――――――――――――――――――――――――――――――


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