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瑞癸ちゃんの華麗なる高校生活。のあれやこれ(笑)  作者: 桜月
人物紹介編(の名のもとに語る日常)
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ご。リリィちゃん。

お久しぶりです。生きてます(笑)

 西東(さいとう)リリアンちゃんは、私の従妹である。私の父の妹、叔母さんの旦那さんがハーフなので、リリアンちゃんはクォーターだ。私はリリィと呼んでいる。


 陽に透かすと明るく見えるが黒髪黒目。ほっそり細々なボディはつついたら折れるんじゃなかろうか。進学校のかるた部(百人一首)で全国大会を目指す高校1年生。


 一度、大会に応援しに行ったことがあるけど、あれ目と耳の勝負だからか、人一杯いるのに静まり返った会場が怖いくらいだった。


 リリィはその中で、もんのすごい集中力でもってカルタを叩き飛ばしてた。あれほんとに飛ぶんだね。アニメとCGの世界だけかと思ってたよ。まぁ、それくらい本気で取り組んでるってことだろうけど。


 家に来た時も、遊びでやるけど勝てないもんなぁ。普段ほやんな割に試合はキリリなリリィ。激しいオンとオフを見た。


 そんなリリィは、従妹としても友達としてもうちの弟妹とも仲良しだ。ちなみに、私は四人兄妹の二番目。兄奏喜(そうき)は大学生で県外在住なので放置。私瑞癸(みずき)高一。妹由癸(ゆうき)中学二年。弟雷喜(らいき)小四。産みすぎだ、母。そして頑張りすぎだ、父。プラス祖父母と8人大家族。


 騒がしい家に来るたび、リリィは我が家に亡命希望で柱にしがみついてるけど、なにがいいのかわからんわ。


 そういや由癸の親友の凛李(りき)ちゃんも来るたびリビングでクラゲのように溶けてるけど、祖母と母になでなでされてたけど、リリィと同じか?


 隣の芝生ってやつかなぁ。家の母は叔父さんと子供の頃のアニメの話で盛り上がってたけどなぁ。マイナーなアニメらしくて、話合う人に初めて会ったと母も驚いてた。宇宙戦争しちゃうロボットじゃなくて、お巡りさんなロボットだそう。さっぱりわからん。


 父はパソコンいじれないから、そっち系の話はできないのに、兄はIT系に進みたいと理系大。誰に似たんだ、兄。


 この間、突然父が魚ー! と叫んで買ってくると七輪でぱたぱた焼き始めたんだよ。季節的に秋刀魚はなかったけど、炭で焼く魚は美味しいよね。


 うちは慣れっこなんだけど、リリィは七輪を見たのもそれで焼いた魚を食べるのも初めてだったそうだ。ずーっと父が焼くとこを見てたよ。


 食べれないなら無理しないでなー、と父に言われながらも完食してたわ。さらにおかわりしてたし。秋になったら秋刀魚焼こうなー、と父は楽しそうだった。コクコクうなずくリリィは新しい世界が開けた模様。


 まぁ、そんな感じで私達は仲良しだ。



秋刀魚んまいよね。肉焼いてもんまいけどね(笑)

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