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瑞癸ちゃんの華麗なる高校生活。のあれやこれ(笑)  作者: 桜月
人物観察編(の名のもとに語る非日常)
17/25

解放。からのレベルアップ

お久しぶりです。短いです。

 文化祭終わったぜヒャッホウ! とクラス皆で打ち上げからの体育館貸しきってドッジボールって、どこで間違えたんだろう?


 最初はよかったはず。お店で打ち上げカンパーイして楽しくやってたんだよ。クラスの男子のご両親がやってるとこだから、奥貸しきってダンスのDVD見ようってなって、盛り上がったんだ、うん。


 やっぱり顔隠しといて良かったよねぇ、恥ずかしいわー。ステップもちょこちょこ間違えてるし。


 私がひとり反省会をしてると、隣で騒ぎが起きていた。


「どう言うことかなぁ?」


 割れ鍋が数人の男子に怒ってる。あらまぁ珍し。どうしたのかと思ってたら、納得な理由だった。


「いや。だって顔隠しても意味ないよなって……」


 いくら本当のこととはいえ、なぜにオブラートに包めないんだ、三バカよ。バカなの? でも割れ鍋ミス無く踊れてるんだよ、そこは誉めてあげなよ。


 一言も二言も多い奴らだけど、今回は言い過ぎたらしい。確かに私が言われたら高値でお買い上げするレベルである。


 かくして、三バカ対割れ鍋軍団の闘いの火蓋は切って落とされた。


 ケガしないように柔らかボールでドッジボール。子供か。いや、当たればそれなりに痛いからね?

 てか、三バカ対何人いるんだよ、割れ鍋軍団。フルボッコだなぁ。


「打ち上げじゃなかったの?」

「慧ちゃん」


 飲み物の差し入れと共に、慧ちゃんが到着した。打ち上げには間に合わなかったね。兄の妨害にあってた模様。兄よ、文化祭見に来れなかったからって大人気ないなぁ。


 割れ鍋がストレス発散してる間、私はポータブルでDVDを見ていた。まともに見てなったんだよね。あー、声出てないとこがある。


「ああ、これ学校のホームページにのってるよ」

「……なんですと?」


 うちのクラス発表だよ、これ? なぜにホームページにのるのさ。


「校長、ファンなんだそうだよ」

「公私混同反対」

「うん、それでね」

「話聞いて、慧ちゃん」

「来月の中学生招いての見学会で踊って欲しいそうだ」

「なんでやねん」


 思わず関西弁がでるほどビックリだ。


「今回は、学年のダンスの上手な有志含むメンバーで三曲の予定らしい」

「増えてるし!」

「ついでに、来年の新入生歓迎会でもやることが決まったそうだよ」

「なんでやねん」


 呆然とした私の棒読みの後ろで、割れ鍋の勝利の高笑いが聞こえて来た。



どこに行こうとしてるんですかね?(笑)

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