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作者: 九童

私の小さな 口の中で

コロコロ転がる 一つの飴は

甘さと痛さを 私に与える


甘味を味わう 私の舌に

溶けてできた 鋭利な部分が

ザクリと大きな 傷を作る


まるで 人の裏表

表面上は 笑顔を見せて

心のうちは 誰にも見せず

入ってこようと するならば

鋭い言葉で 追い払う


飴は 口から無くなっても

傷が癒えたら また食べる

その代わりは いくらでもある


人は 傷が癒えるのが遅く

癒えても それ以降関わらず

亡くなったら それで終わり


それで、終わり。

代わりは、ない。

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