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むらさきいろ
私には友達が沢山います。
その中でも一番仲の良い、色のある子。
いつも笑って、隣に居てくれて。
この間なんて、お揃いの可愛いシュシュをくれた。
私に似合うから、と紫色の。
だけど、私には何色にも見えなかった。
でも、ありがとう。綺麗な色だねって言っておいた。
それに、私はその子の名前を知らない。
でも、その事を知ったらその子は悲しむと思って。
いつも名前を呼んでない。
いつか、呼べたらいいなって思う。
ある日を境にその子は姿を見せなくなった。
私が何かしたかもしれないと思い、その子を探した。
何かしたなら、謝らないと。
暗い、誰も入りそうにない路地裏。
なぜかそっちに足が進んだ。
嫌な予感がしていた。
それは当たっていて。
色のなくなった彼女は壁に寄りかかっていた。
「 」
私は紫色のシュシュをつけたその子を呼んだ。
返事はまだ返ってこない。
読んでいただきありがとうございます!!
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