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視点が戻ります
気がつくと俺は医務室で寝ていた
隣には、幸が寝ていた
俺が幸に声をかけようとした時
「あ、気がついたんですね
試験結果を発表するので、三階の会議室に来てください」
「分かりました
幸、起きろよ」
「う、うん」
こうして俺は幸を起こして、会議室へ向かう
会議室には、カシムとエルティ、審判を務めた受付嬢や強そうな魚人がいた
「お、きたか」
「待っていたニャ」
「試験結果を発表します、ギルドサブマスターのギョギョさんお願いします」
あの強そうな魚人はサブマスだったみたいだ
「ふむ、私は半魚人のギョギョ、
ウカの言葉にあったようにココでギルドサブマスターを務めている
また勘違いされては困るから先に言っておくと、私が試験結果を発表するのは珍しくもないので気をつけるように
では、発表する」
試験の結果、俺たちは
個人、パーティ共にDクラスになった
理由は以下の通り
・実力はないと言えないが、身体能力に頼り切っている面が強い
・個人、パーティ共に言えるが攻撃型で守りが弱く、Cクラスの代表的な討伐対象である"ワイバーン"や"サンダーバード"を相手にするには、不安が残る
・唯、経験を積み決して奢ることがなければ、Cクラスになるのは近い
以上の理由だ
「つまりは、技術面を磨き努力しろって事か」
「そうことだよね」
俺たちの意見に4人とも頷く
「では、ギルドカードを渡します
それで、ギルドカードには名前とランクの他に自身が持つ職業とスキルとスキルレベルが表示されますので、確認をお願いします」
スキルにレベルあったんだ
と俺のは
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リュウジ・コウノ/ランクD/D
職業:竜武士
・スキル
道具製作35・武具製作5・刀術5・斧術15・体術12
投擲7・二刀流13・竜魔法10
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意外と道具製作が高い以外は予想に近いくらいか
「俺はこんな感じだが幸の方はどうだ」
「私のはこんな感じ」
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サチ・リュウサキ/ランクD/D
職業:竜巫女
・スキル
料理20・防具製作20・薙刀術7・棒術7・鑑定30
竜魔法15・神聖魔法【八岐大蛇】7・舞踊30
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「意外と全体的に高いな」
「まぁ、鑑定と舞踊は普段から意識して使っているからこんなものじゃないの」
「どうやら不備はないようですので、これで試験は終了したいと思います」
「「ありがとうございます」」
「よし、お前ら将来有望株の新米が入ったんだ宴会するぞ」
「カシムは相変わらずニャ・・・付き合うけど」
「私は業務があるのでいいです」
「私は、休憩所にいる方々に参加の有無を聞いた後、帰ります」
今回で第1章の本編は終わります
第1章の舞台や登場人物に関する設定と閑話を挟んで第2章に入ります
それとカード表示ということですので、それっぽくしてみたんですけど、どうでしたか
意見下さい