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竜になった二人の異世界珍道中  作者: 白亀
第一部:召喚
5/32

5

「おい、今何か聞こえなかったか」

「うん、助けてって聞こえたけどどうする?」

「取り敢えず、行かんといかんだろ

街の方角だし」

「だね」


そうして走って行くと、門番らしき人に捕まっている"女の子"が

話し声が聞こえてきたので、聞いてみると以下の通り

・市民権またはギルドカードの提示を指示されたのに出さず、強行突破しようとしたので捕まえる

・そうしたら叫んだ

どういうこっちゃ

で、続きを聞いてみると

・仕事でこの街にいる母に会いに来た

・母の名前を訪ねるも言わず、叫び続ける

そうこうしていると女の子がこっちを見て、門番から逃れこっちに来た


「お兄ちゃん、助けて」

「あんた誰だ」

「私のこと忘れたの、妹のサティだよ」

「知らねーよ、第一俺は一人っ子だ」

「い、妹の事を忘れるなんて、なんて、ウワァーン」

サティと名乗る女の子はいきなり泣き出した

そこへ門番がやって来て

「これ、あんたの妹か」

「いや、違う初対面だ

証人が隣にいるぞ」

「うん、故郷にいる時から知っているけど、妹いなかったよ」

「そっか、ところでこの街の用だ」

「あっさり信じるんだな、まぁいい俺たちはな・・・」

俺たちが冒険者ギルドに登録しに来たこと、現在の装備は故郷にいた時に、故郷を離れる条件を満たす際に手に入れたこと(偽の設定)を話した

「そっか、通りでまあ新しい装備なわけだ

市民権やギルドカードもないから、銀貨1枚貰うぞ」

「ほい」

俺たちは銀貨を渡し街に入る

女の子はまだ泣いていたが、他の人も無視していたしいっか

演技なのは見え見えだし


そうして街に入り当初の予定通りに、冒険者ギルドの受付に行く

受付の人はエルフだった

「ご用件はなんですか」

それで俺たちは登録に来たことを話し、登録を済ます

「それにしても竜人の二人組って珍しいですね」

「そうですか?」

「はい、男や女だけの二人組ならともかく、男女は珍しいです

大抵の竜人は同性の方が気があうので、男女ペアになりにくいんですよ」

「そうなんだ、故郷でも一緒にいたから気づかなかった」

「なるほど、ラブラブですか

あ、お二人は魔物との戦闘経験があるので、ランク決めは試験官とのシングル戦とダッグ戦になりますので、裏手に明日の朝来てください

大体、9時頃ですね」

「「分かりました」」

その後宿屋を決め、明日に備えて休むのであった




二人が冒険者ギルドを知っていたのは、神様が教えたから


時計は街クラスであれば、街の中央に設置されている

但し真面に利用するのは、街の中で仕事をしている人たちくらいである

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