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第72話 vsロキ その①

短めで行こうと思います


その代わり毎日か、一日おきくらいで

全員が同時に動いた


雷を纏わせた拳をロキに放つトオル

ロキは上に飛んでかわす


シャルヴィは既にタングリスニの骨を加えている


追加連撃(アディションタップ)!!」


シャルヴィが浮き上がったロキに拳をうずめる


ロキはいくつもの衝撃を受けて、窓から外に吹き飛ぶ


それと同時にディアナとレスクヴァが窓から飛び出る


レスクヴァは吹き飛ぶロキに飛び乗り、金属バットを顔面に叩き込む


何かが砕けるような音の後、地面にめり込むロキ

さらに追い討ちをかけるようにディアナは地面のコンクリートごとロキを蹴り飛ばす

地面の中を5m程蹴り飛ばされ、ロキは動かなくなる



「まだ足りねぇ」


「私も加勢致します」


遅れて窓からトオルとシャルヴィが飛び出す


飛び上がった状態からロキに雷を落とす、周りのコンクリートごと焼き崩して、シャルヴィが拳を振り上げる


振り上げた拳にトオルが電気を纏わせて強化する


追加連撃(アディションタップ)-FULL COUNT-」


雷を纏ったシャルヴィの拳が一発、ロキに叩き込まれる

続けて抉り込むように追加の拳がロキを潰していく



「なーにやってんの、こっちだよー」


ロキはトオルの部屋の窓から顔を出して、笑いながら手を振っている


「そっち行くから待っててよ」


すっと、トオル達の目の前に転移するロキ


「あーあー、分身をこんなズタズタにしちゃってもう」


レスクヴァがバットを振るう

しゃがんでかわし、レーヴァテインを召喚する


切っ先を地面にすべらせ、レスクヴァに向かって振り抜く

振り抜かれたレーヴァテインにミョルニルをぶつけて、レスクヴァを守る


「気を付けろ!死ぬぞ!!」


今まで発したことがないような声で叫ぶトオル

もう誰も死なせるわけには行かない

俺の目の前では絶対に…


「オーディンが気付くまで時間はある。たっぷり遊ぼうか」


レーヴァテインの能力を発動させ、周りの温度を一気に下げる


トオル達の皮膚の表面が凍り始める


限定解除は使えない

不知火戦から魔力があまり回復できていない


かといって出し惜しみもできない

ここぞという時には使う


雷を飛ばし、レーヴァテインをどうにかしようとする


「動きが遅くなってるよー。寒いかなー?」


ケタケタと笑いながら雷をかわす


だんだん指先の感覚がなくなっていく



「関係ないわね」


後ろからロキに拳を振り抜くディアナ

首筋にモロに拳を受け、よろけるロキ


「あぐ…ッ…」


レーヴァテインの能力が解ける


徐々に手の感触が戻ってくる


「代理君以外にも強い奴いるじゃないか」


首を抑えながら、ドラウプニルを使い、辺りに金をばらまく

レーヴァテインを使い、飛ばした金を固めて、針のようにして飛ばす


「ほらほらぁ!」


金で一本の大きな槍を作り、ディアナに投げつける


「はぁぁっ!!」


飛んでくる槍に向かって、横凪に蹴りを放ち、吹き飛ばす


「三連撃…」


ロキの後ろに回り込んだシャルヴィがロキに拳を振るう


追加連撃の能力で追撃の攻撃を受け、よろける


そこに、レスクヴァが顎に向けてバットを振るう


顎を粉砕すると同時に脳みそを揺らす


ぐるんと白目を剥き、膝をつくロキの頭に一本足打法のスイングを叩き込む

パキャッと頭蓋が割れる音と共に大きくのけぞり後ろに倒れる


傍から見ててかなりえぐい



「それじゃ三振だよ」


ポンとレスクヴァの肩に手を置くロキ

いつの間にか分身と入れ替わっていたようだ


「まず一人」


バットを振り上げたレスクヴァがピタッと止まる


「まさか……」


レスクヴァは突然動き出し、ディアナに向かってバットを振るう


とっさに腕を出してガードするが、ミシミシと骨が軋む音が聞こえてくる


「ーーーーーッ!!!」


声にならない悲鳴を上げて、腕を抑えて蹲る

ディアナじゃなければ腕がちぎれ飛んでいただろう


「逃げて!」


悲痛な叫び声とはうってかわり、バットを振り上げるレスクヴァ


やっぱりだ

操られてる


ディアナを守ろうと走り出すが間に合わない


待て待て待て待て!!

仲間同士で殺し合うとかありえ…


振り下ろされるレスクヴァのバット



それをシャルヴィが受け止める

クロスさせた両腕は一瞬で紙のように潰れ、受け止めた肩もボコっと陥没する


「ああああああああああああ!!!!」


バットを肩にめり込ませたままレスクヴァを軽く蹴り飛ばす


バットを手放しよろけるレスクヴァを押さえ込む


押さえ込む腕は雷羊の祝福(ゴー・トゥ・ヒール)で既に元に戻っていた


「可愛い妹の面倒は兄貴がみる!それが兄妹ってもんだぜ!」


妹を押し倒しながらかっこいいセリフを吐き散らすシャルヴィ

これが兄妹愛か


「ちょっとあんた何言ってんのよ!」


レスクヴァの言葉とは違っ…

いや、言葉通りにシャルヴィを引きはがそうと暴れる


「ハァ…ハァ…」


"抑えるのに必死になり"、息が上がっていくシャルヴィ

本当に、抑えるのに必死だから息が上がっているのかは本人に聞いてくれ


「ちょ!目が血走ってる!た、助けてトオル!ディアナ!!」


叫ぶレスクヴァを苦しくもスルーして、ロキを狙うトオルとディアナ



「もたもたしてたら"向こう側"が先に終わらせちゃう」


「何を言ってんだ?」


「今、君達のリーダーの所にミカエルとルシファーが向かってる。リーダーを潰して終わらせるそうだよ」


「な…」


派閥のトップ二人が向かってるって

さすがにそれまずいんじゃ…


考えるトオルにドラウプニルの金を飛ばすロキ


土に電磁波を流して土の壁を作る


「おい、お前今何ができる?」


土の壁にかくれ、ディアナにそう聞く


「殴る」


「…この脳筋女が……」


「能力があればもっと色んなことができるわよ!」


「トールは何やってんのか…」


土の壁がミシミシと軋み出す


「殴るしかできねぇんならとにかく殴れ!」


「言われなくてもそうするわよ」


二人同時に壁から出る


と、目の前には



「トオル様!逃げてください!」


シャルヴィが悲鳴混じりの叫び声を上げる


トオル達の目の前には10mはあろうかという金塊が立ちはだかっていた

その上にロキが立ち、笑いながらレーヴァテインを金塊に突き刺す


水風船が割れて中の水が溢れ出るように、金塊は溶けて津波のように流れ出す




ディアナは筋肉があるので寒さなんてへっちゃらなんです(無理矢理)


レスクヴァは筋力強化の魔法を使ってるだけです

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