第1話 トオルとトール
一話です
主人公の顔と性格が
上手く一致しませんでした(^ω^)
一応この作品の表紙は完成してるんです
でもこのサイトじゃぁ表紙は見せられませんね
なんかキャラ紹介かなんか作って顔とかを見せますので
どうも皆さんこんにちわ
私立 登龍山高校二年の
小鳥遊 透と申します
身長175cm、体重65kg
やや細めの体型で、顔はわりとイケメン
趣味はネトゲ
特技は無し
家族構成は 母、父、ネトゲ廃人でヒキニートの兄、俺
の四人家族だが、今は寮で一人暮らし
そして童貞
要はヒキニートの予備軍です
何処かで、俺が主人公の小説が書かれているかもしれないと予想して、なんとなくの自己紹介をしてみたが
どこかの誰かさん
そういう事をするのはやめなさい
後悔するから
俺は断じて主人公たるものになるつもりはない
つーかなりたくない
俺は普通に高校生活を送って、卒業して、普通にサラリ ーマンやって、老衰するわ
そう、俺は一生脇役で良い
とか授業中に、一人問答してる俺をどうか哀れみの目で見てやってくれ
そうして貰えるとありがたい
ひとまず、眠いので寝ますね
そうして 小鳥遊 透は、窓から流れ込む、爽やかな5月の風に吹かれ、現代文の授業中に深い眠りについた
目が覚めると真っ白な部屋にいた
むくりと起き上がり、周りを見渡す
(なんだここ...)
「おぉ、来たか」
後ろから声が聞こえた
振り返ると、真っ黄色な青年が白い椅子に足を組んで座っていた
青年は椅子から立ち上がりトオルの方へ近づきながら話し出す
「ここは俺の部屋。お前をここに呼んだのは他でもな「オ ラァア!!!」グボァア!!?」
青年が喋り終わる前に間合いを詰めて、顔面に右ストレートをキメるトオル
青年は不意打ちのため受け身がとれず、後ろにあった椅子と共に倒れこむ
「ちょ!何するの!!?」
青年は涙目で叫ぶ
「いや、俺の本能がこのまま喋らせたら『呼んだのはほかでもない!異能の力を渡しに呼んだ!これからこの力を使って世界を救うために戦ってくれ!!』とか言われるんじゃないかと警報を鳴らしたから。そういうフラグは立つ前に滅しておかないと 」
トオルは指をポキポキと鳴らしながらそう言い放つ
「えぇ!?何その卑屈!」
青年は、倒れたまま目を見開き、驚愕する
「何とでも言え!どうせこれは夢なんだ!こんな夢を見るとか、あれなのか?実は主人公になりたいとか心の何処かで思ってたり...」
トオルはブツブツと何かを呟く
「いいから話を聞けよ!怒るぞ!」
青年は起き上がりながら叫ぶ
「ええい!うるさい!黙れ!さっさと起きろ自分!」
トオルは青年に罵声を浴びせ、訳のわからないことを叫ぶ
「あの、話を…てゆーかこれ夢じゃ…」
青年の願いも虚しくトオルは一人でブツブツ言って いる
「....は・な・し・を聞けええええええええええええ ええ!!!」
青年が右足を上げ、床に叩きつけて叫ぶと
青年の足元から爆音と閃光が弾け、床を電撃が這い回り、壁を焼き崩し、椅子を灰にして、天井を引き裂いた
まるでこの部屋の中に落雷が降り注いだように
「な...」
トオルの足元には電撃は来てなかったが、ビリビリと電気が帯電している
いきなりの出来事に唖然として、立ち尽くしているトオルをよそに青年は話を始める
「俺は【雷神トール】だ」
「は?」
トオルはこの状況と青年の言っていることがよく分かってないらしく ポカンとした表情をしている
「単刀直入に言う。俺の代わりに【雷神トール】と して聖戦に参加して欲しい」
「えっと...言ってることがちょっと...トールってあの北欧神話の?聖戦って?」
「あの力を見せつけた後で、脅しのようになってしまうが気が、君に拒否権は無い。もう向こうに登録しちゃったからな 」
トールは申し訳なさそうに続ける
「流石に生身で戦わせるつもりはない。俺の武器をいくつか貸すから、それでなんと「無理です」かやって...って、え?」
「いや、無理ですって。なんかホントっぽいですけど、絶対に嫌ですからね」
トオルのすっとんきょうなセリフに呆れ、頭をガシガシと掻くトール
「あーー!俺と似てて頑固だなぁ。仕方ない。別にこれは夢じゃないけど、続きは起きてから分かる」
トールは歩いてトオルに近付いて行く
トオルは全身が痺れて一歩も動けない
(電撃の影響か?)
パッと顔を上げると、目の前までトールが来ていた
そして、トオルの肩に手を置く
パリッという音が聞こえた途端、意識が遠のいていく感じがした
(これだけは聞いておきたい!)
「俺...を...選んだ理由は...?」
まだ信じきったわけではないが、その答えが知りたかった
「君は小鳥遊 透。俺は雷神トール。透とトール」
(.......ま...まさか)
トールはニヒッと笑って言った
「トオルとトールって、なんか似てるよね」
ふざっけんなあああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああ
俺は意識を失った