第14話 vsアスモデウス その④
なんか
八橋くんが
登場のカッコ良さ割に
戦闘が薄っぺらいものに
なっしまいました
ほんとモッチーには申し訳ない
「英雄?お前何言ってんの?」
アスモデウスは不思議そうに問いかける
「俺はお前がやってることが許せない」
「今やってんのは戦争なんだぜ?許すとかそういうもんだいじゃねーよ」
「やり方が卑怯だって言ってんだよ。もっと正々堂々戦えよ」
八橋は拳を握る
「お前、面白いな。だけどそんなんじゃすぐに死んじゃうぜ?」
アスモデウスが右手を上げる
すると
公園にあった滑り台や鉄棒などの遊具が
地面から切り離され宙に浮く
(幻覚か?)
八橋はすぐさま身構える
アスモデウスが右手を振り下ろすと
遊具が八橋に襲いかかる
八橋はそれを全て避け
アスモデウスへとびかかる
「空は飛べるのか」
アスモデウスはそう呟いて
翼を大きく広げる
その翼から何枚もの羽が飛び散る
八橋は腕でガードする
腕に羽が突き刺さる
「クッ…」
「この攻撃は気に入ってんだ」
八橋はすぐに気付いた
戦いを見ていたから分かる
これは…
(爆発する!!)
「爆ぜろ!!!」
アスモデウスの叫びと共に
黒い羽が…
爆発しない
「は?」
思い通りにならなかったことで思考が停止する
気付いた時には目の前に八橋が迫っていた
アスモデウスの顔めがけて拳を振り抜く八橋
「クソッ!」
拳を腕でガードするアスモデウスは衝撃で地面まで叩きつけられる
(なぜ爆発しない!?いや、それよりなぜ"羽に羽が突き刺さっていた"…?)
「なんなんだお前」
「"また"羽が爆発しなかったな」
「!?」
アスモデウスは思い出す
幻覚とはいえ、簡単に自分を焼き殺した奴の姿を
(まさか…こいつは……)
「お前、今何を考えてる?」
「は?」
「お前、俺を恐れたな?」
「何を言って…」
「虚栄の魔槍って知ってるよな?」
「!!?」
アスモデウスは脳裏に焼き付いたあの槍を連想する
「こういうのだよな」
八橋の右手には
虚栄の魔槍が握られていた
「な!?」
「お前の負けだ」
「チィッ!」
翼を大きく広げ飛んで逃げようとする
(これじゃ分が悪い!今はひとまず…)
しかし
アスモデウスの翼が消滅する
次に左腕が消滅する
「ガッああああああああ」
痛みに悶え苦しむアスモデウス
「やっぱお前…業炎哨戒か……」
「全然違う!俺とたゆーを一緒にすんな!」
(クソッ!こうなったら仕方ない。気に食わないが…)
よろよろと左腕を抑えて外灯へと歩く
「どこへ行くつもりだ!」
外灯に寄りかかり荒い息を吐く
「ひとまず、だぞ」
すると外灯に照らされたアスモデウスの影から40歳くらいの男が出てきた
「借りだからな」
男が呟く
「すまねぇ…」
そして
アスモデウスも男も影の中に消えていった
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「逃げられた…」
八橋はため息をついて頭を掻く
(それよりあの男は何なんだ?)
「逃げられたようだな」
八橋が振り返ると
業炎哨戒こと、高橋 裕也が立っていた
「お前、見てたのか?」
「まぁな」
「お前幻覚にはまってたんじゃ…」
「確かにはまっていたが俺は業炎哨戒。幻覚を破るくらい造作もない」
「じゃぁ最初からやれええええ!!」
高橋に殴りかかる八橋
「ほぉ、俺とやる気か」
拳をかわし、槍を召喚する高橋
「上等だ!やってやんよ!」
仲間を守った2人はこれからも英雄としてあり続けるのだろう
再び謝ろう
すまんモッチー
だが2人のメイン回では
キッチリ書くから
許してチョンマゲ(←いや反省はしてるよ?)