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家族公認の仲

 早速我が家に泊まっていくことになった豪くん、母は「要らないかもね」と言いながらお客様用の布団を私のベッドの横に並べて敷いた。

 

 訪問初日にして豪くんは親公認で私の部屋にお泊り、私とねやを共にすることになった。

 昨日までの、涙に暮れていた状況を思い起こすに、今こうして弟のジャージを着た豪くんと私の部屋のベッドで睦あっていることが、信じられないのを通り越して、不思議にすら感じる。


「豪くん、大好き!」と心の中で言ってみる。

 彼の頼もしさに胸を熱くした私は、ついでに身体まで熱くなってしまい、ここは自宅だというのに、彼に手を伸ばしておねだりをしてしまった。

 布越しに触れた彼のものが私の手のひらの中で硬度を増していく。これがこれからは私一人のものだと思うと、なんとも愛おしい。今すぐ食べてしまいたい衝動を、ここは自宅と自分に言い聞かせて抑えた。


「声を出さないって約束できる?」という彼が聞いてきた。

 私は大きく頷き、すぐさま下着ごとパジャマの下を脱いだ。いざという時声が漏れないように、枕を顔の前に抱えた。これにて用意万端、私はだらしなく膝を弛めて彼が触れてくれるのを待った。

 ようやく彼の指が期待ではちきれそうになった私の部分に触れた。枕が視界を遮っている分、余計に集中力が高まってしまったようだ。私はもうそれだけで頭が真っ白になり、制御できなくなった嬌声を強く抱きしめた枕の中に吸収させるしかすべはなかった。

 

「もう、これ以上は我慢できない」

 いよいよメーターが振り切れるという時に、ようやく彼がパジャマを脱ぐ気配がした。

 私同様に下だけ裸になった彼を、私は枕を放り出して、私の上に誘った。

 ようやく、私の中が彼で満たされた。

 私は、声を出さないなんて約束はどこへやら、押し寄せる自分の身体の高まりに抗うすべもなく、枕が外れてしまった口から声にならない声を発し続けた。


 ほどなく甘美な衝動が身体の中を突きあがった。

 秩父のむく神社に流勢祭りという手製のロケットを打ち上げるお祭りがある。私はそのロケットよろしくひゅるひゅると空に放たれ、上空で爆ぜた。その超弩級の快感に、私は完全に我を忘れ、またも豪くんの胴を思いっきり締め上げてしまった。

 


 翌日、豪くんを駅まで見送って家に戻った私に、母が俯き加減に少し顔を赤らめて告げた。

「あなたのせいでお父さんまでその気になっちゃって、昨晩は大変だったわよ」

 どうやら私の声は階下の両親の寝室にまで届き、二人に回春効果をもたらしてしまったらしい。

 

 弟にいたっては、

「おお、俺も、姉ちゃんと同時にいっちゃったぜ」と言う始末で、おのれ、こやつはこの姉をおかずにしたのかと、本気で首を絞めてやった。


 

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