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戦鬼争闘  作者: 封
福島駅襲撃編
6/24

作戦

こっからは少し話の感じが変わります。

鬼が爆発的に増えてから世界の均衡は崩れていった。ある国では鬼の全滅をはかり、軍を導入した。一方ある国では鬼を神と崇めはじめていた。じゃあ日本はどうなのか?

日本は鬼を全滅させるという考えはもちあわせていない。今、日本は鬼に占領された県は取り戻すことを念頭においている。日本は自衛隊を鬼がいる地域「鬼ヶ島」に導入することはない。それはなぜか。それは今の世界情勢では他国からの攻撃の可能性がある。そのため自国防衛に集中している。だから、「狩人」という鬼退治専門の組織を作り上げた。

「あー、「国公認の人殺し組織・狩人」っていう本は何回読んでも面白いなぁ。俺たちのことを人間だと思って書いててかわいいねぇ」

「狐ー、早く目の前の寿司を食え」

「あーもーわーてるよ」

狐と呼ばれたつり目の男はいくら、鮭といった寿司たちを口に頬張っていく。狐と呼んだツーブロックの男は汁物をすすり、その隣にいるマッシュヘアーの男は白子を食べている。

「おいおい、白子食べすぎだろ」

「…白子食べなきゃ…食べた方がいい…」

「ほかの寿司も食えよ…。あ、すみません。焼酎ありますか?」

「はい、ありますよ」

「じゃあそれお願いします」

「分かりました」

しばらくして机の上に酒瓶が置かれる。ツーブロックの男は器に移さず、瓶のまま飲み出す。狐と呼ばれた男は少し嫌そうな顔で見つめる。

「おーい、グラスで飲めよ」

「…瓶で飲んでいいのは家だけ」

「ぷはぁーいいだろぉー。これで最後かもしれないんだから」

カツカツと黒スーツの男が近寄ってくる。猫目のようなスラッとした男。空いている席に座る。

「虎ちゃん、配置はできた?」

「はい、餓狼さん。総勢80名。配置済みです。あなた方の食事が終わり、合図と同時に今回の作戦が始まります」

「ああ…じゃあそろそろ行くかね。お前らはよ食い終われ」

「待って待って」

「…うぶん、ぶんぶん」

「口の中に頬張った状態で喋らない!行儀悪いよ!」

「急かすのもどうかと思いますが…」

無事食べ終わり、会計を済ませる。4人は店から出て、福島駅に向かう。鬼ヶ島から近いがまだ活気ある駅となっている。

「80名のうち、能力が使えるのは何人だ?」

「餓狼さんたちを含めて8名となっています」

「能力の覚醒はたった8名か…。まぁいい…。やるぞ」

「了解です」

虎と呼ばれた男は無線機に向かって話しかける。


『全員、作戦開始だ』


福島駅に潜んでいた鬼たちが一斉に鬼化、ある鬼は銃器を使う。外部への連絡の遮断、福島駅の占拠、人質、殺害をしていく。

「狩人が気づくのは遅れるだろう…。これもあの方の仰せのままに…。」

実は書き貯めてある内容を投稿しています。


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