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「大変だコメット様!」


「どうしたんですか?ギルド長」


「帝国がこの国に対して宣戦布告したんだ!」


「そういえば国境付近は物々しい雰囲気でしたね」


「ああ、最近は国境付近で帝国の工作員が発見されたりして、戦争でも始めるのかと疑っていたんだが案の定だった」


「なるほど」


「コメット様には申し訳ねぇんだけど、帝国との戦いに参加して欲しいんだ。敵は帝国兵だけじゃなくデーモンも召喚して使役しているらしい」


「いいですよ。放っておいたら近い内にシャトラインが戦火に巻き込まれそうですし」


 帝国から続く道を真っ直ぐ進むだけでシャトラインにたどり着いてしまうのだ。


「恩にきるぜ。俺も元ミスリル級冒険者として参加したかったんだが、冒険者ギルドの業務を優先しろと本部から釘を刺されちまってな」


「ちなみに、その依頼を達成したら冒険者ランクは上がりますか?」


「ああ、そういえば確認したっけな。この依頼を完遂すれば問題なく上がるはずだ、上がらなかったら俺が直々に抗議する」


「分かりました。パーティとして依頼を受けます」


「ありがとう。依頼の受注に関してはこちらで処理しておく。準備ができ次第、出発してくれ」


「分かりました。皆、そういうことだからすぐに準備してください!」


「「「はい!(ワン!)」」」


 最高品質のポーションを買い集める。


 あと必要なのは防具か、ヴァリアスに移り住んでもらった武器防具屋のおっちゃんのところにパーティ全員で行く。


「おっちゃんいるー?」


「おう、コメットか。やっとこっちで店が開店できるようになったぜ」


「おめでとう。早速で悪いんだけど、この3人の防具が欲しい。いくらかかってもいいから一番良い防具をお願いします」


「おう、本当に早速だな。俺に任せときな。要望を聞くから3人はこっちに来な」


 10分程待っていると、戻って来た3人はもう防具が変わっていた。


「3人分で32白金貨だが、おまけで30白金貨でいい」


 おまけする金額が大きすぎる!あ、アンナが値段を聞いてムンクの叫びのようになっている。


「はい、30白金貨。おまけが大きすぎるから、レッドドラゴンの鱗を寄付します。俺達急いでるんで、これで失礼します」


 そう言って、すぐに武器防具屋を出る。


「おいおい!レッドドラゴンの鱗なんて相当な価値があるんだぞ!」


 後ろから店主が叫んでいるが気にせず城に帰った。


 全員の準備が整った。


「じゃあセバスチャン、留守の間、このヴァリアスの街を頼んだよ」


「畏まりました。いってらっしゃいませ」


 そうしてパーティ【コメリ】は帝国を目指してヴァリアスを出発した。

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