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 スケルトンナイトやスパルトイを狩り続けて3時間後、本当に敵が居なくなった。


「敵が全滅したようなので、今日はここで野営します」


「こ、こんなところでー!?」


 マルク君は怯えているようだ。


「大丈夫ですよ。ここには倒したスケルトン達の骨が山になっているだけですから」


「忘れたい事を思い出させないでくださいよー!」


「マルク、ビビリ」


「マルク君、飲み物でも飲みますか?落ち着きますよ」


 マルク君はお茶を飲んで落ち着いたようだ。


 その間に、テントを作っておく。防水の布は用意してあるので、あとはポールとペグがあればテントになる。


 いつもは森に落ちている木の枝でいいのだが、ここは洞窟だ。仕方がないので、骨で代用する。


「ハロウィン風テントの出来上がり!」


「ハロウィン風?聞いたことがないテントです」


 アンナは骨テントに興味があるようだ。


「今、名付けました。特に意味はありません」


 説明が面倒なので、そういうことにしておいた。


「それよりも、夕食の準備をします。ちょっと待っててください」


 全速力で洞窟を出て森でオークジェネラルを狩り、山菜を採ってくる。


「ただいまー」


「オークジェネラル!?どこまで行って来たんですか!?」


 アンナが驚いている。


「ちょっと森まで行って来たんですよ。このオークジェネラル料理出来ますか?」


「オークジェネラルなんて料理したことないですけど、多分出来ると思います」


 オークジェネラルの解体を手伝って、料理は任せる事にした。


 他の2人は何をしているのかと見回すと、骨の山で何やら遊んでいる……?


「ブツブツ……」


 ルネが魔力を集めて何かをブツブツ唱えている。


「やめなよー!嫌な予感がするよぅ!」


 マルク君がそれを止めている。


 死霊術師の真似事でもして遊んでいるのだろう。


「カタ……」


 ん?今何か鳴ったような?


「カタカタ、カタカタカタカタ」


 骨が動き出した!


「ルネ!それ中止ー!」


 叫んだが手遅れのようだ。


 骨は1箇所に集まって巨大な骸骨になった。


 ルネは魔力切れのせいか気絶したようだ。


「マルク君!ルネを担いで離脱して!」


「は、はい!」


 マルク君とルネが離脱した。


 巨大な骸骨はこちらを見てターゲットを定めたようだ。


 俺はプロテウスを両手剣モードにしてレッドドラゴンの牙を2つセットした。


 プロテウスに魔力を込めると膨大な熱量を発した。


 そのままジャンプして巨大骸骨のてっぺんまで到達する。


「夕食の邪魔をするなーー!」


 骸骨が燃え上がり左右に分断される。


「ハティ、凍らせろ」


「ウォン!」


 ハティが水魔法を放ち、燃えた骸骨を急激に冷やす。


 骨は急激な温度変化によって膨張と収縮が起こり、粉々になった。


 粉々になった骨は領地の肥料にでもしようかな。


「ふう、ルネは大丈夫?」


「まだ気絶しているようですが、明日には回復すると思います」


「ハイヒール、リカバー、ディスペル」


 念の為、回復魔法もかけておく。


 ルネの分のオークジェネラルの串焼きは取っておき、他の3人は先に食べることにした。


「コメットさん、僕がルネを担いで避難した時、こんな物が近くに落ちてました」


 パッと見た感じ魔道書のようだ。


「さっきの巨大骸骨はこの魔道書が関係しているかもしれないですね」


 危険なので預かっておく事にする。決して読みたいからというわけじゃないぞ。しっかりと読んで安全性もチェックしなければ。


「夜の見張りは俺がするから皆は寝てください」


「すみません、お願いします」


 アンナとマルク君は疲れていたのかすぐに寝たようだ。


「ハティも寝ていいからな」


 焚き火を見ながらハティに話しかける。


「ワフッ」


 寝るわけがないと言いたげな雰囲気でハティが答える。


 コメットとハティは夜明けまで見張りを続けるのだった。

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