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014

 革細工のスキルアップを続けて1000年が経過した。コメットは見事な革の装備となっていた。


 今では雨にも強い革を作ることができる。


「ステータス」


 名前:コメット

 職業:無し

 年齢:18歳

 LV:65535

 HP:9999999

 MP:9999999

 STR:99999

 VIT:99999

 DEX:99999

 AGI:99999

 INT:99999

 LUK:99999


 スキル

 格闘術10 剣術10 短剣術10 槍術10 弓術10 斧術10 投擲10 物理無効 炎熱無効 氷結無効 風雷無効 痛覚無効 麻痺無効 毒無効 圧力無効 気配察知10 料理10 鍛冶10 革細工10(new) 遊泳術10 鷹の目(new) 無呼吸 強制睡眠 言語理解 鑑定10 不老不死


 称号

 転生者 冥王 原初の生命 生存者 太古 原生 顕生 竜殺し 深海の覇者 格闘の達人 剣の達人 短剣の達人 槍の達人 弓の達人 斧の達人 投擲の達人 料理の達人 鍛冶の達人 革細工の達人(new) 泳ぎの達人


「この調子で生産系スキルを上げていこうかなぁ。きっとあのスキルがあるはずだ。」


 目標を定めると早速コメットは動き出す。


 鍛冶スキルで最上級のノコギリ、カンナ、ノミ、ハンマーなどを作成する。


 もうお分かりいただけただろうか。


 木工スキルを取ろうとしているのである。


「とりあえず、家を作るか!」


 いきなり大物を作ろうとしている。


 だが、止める者は誰もいない。突き進むのみである。


「木は何本必要なんだろうか?適当でいっか。」


 以前作ってあった武器用の斧を振りかぶり、木に打ち付ける。


「スコーン!」


 良い音が鳴り響き、一刀両断してしまった。


「これは……楽しいかもしれない!」


 何かに目覚めてしまったようだ。


「スコーン!」


「スコーン!」


「スコーン!」


「スココココーン!!」


 大量の丸太をゲットした。


 家の設計をしたいが、紙もペンもないし、メジャーもない。


 木の皮で紐を作り、それっぽい長さに切って宣言する。


「これを1メートルとする!」


 1メートルが定義された歴史的瞬間である。


 長い紐を作って1メートル毎に目印を付けたらメジャーの完成だ。


 木の枝で地面に設計図を描いていく。


「平屋にしよう。土地はいくらでもあるしね。」


 シンプルな四角形の家が描かれた。


「間取りは……」


 必要な部屋は寝室と各種工房と素材置き場とリビングとダイニングとキッチンと風呂とトイレと玄関。


 まずは基礎をしっかりしないとな。そこまでしっかり作らなくてもいいけど、せっかくだからやってみよう。


「コメット3分クッキング!皆さま、こんにちは。今日はコンクリートを作っていきたいと思います。」


「火山灰、石灰、火山岩、海水を用意してください。」


「次に全てを混ぜ合わせます。」


「よーくかき混ぜて完成です!」


 今回の3分クッキングは短い時間で収まったようだ。


 このコンクリートの作り方は、地球の古代ローマ時代に使われていた製法である。


 この製法で作られたコンクリートは2000年経過しても強度が保たれるという。


 ちなみに現代のコンクリートの寿命は50〜100年と言われている。


 家の基礎となる部分を木枠で囲み、そこにコンクリートを流し込んでいく。


 コンクリートは大量に必要な為、事前に材料を集めておいてある。


 コンクリートを急いで作りつつ、基礎に流し込み続ける。


 《スキル:石工1を取得しました》


 意図していなかったスキルがゲット出来た!ラッキー


 コンクリートは水平になるようにコテで平らにしていく。コンクリートにはアンカーボルトの代わりに金属の棒を埋め込んでおく。


 その金属の棒に土台の木材を固定するのだ。


 あとはコンクリートが固まるのを待ちつつ、丸太を四角い木材に加工していく。


 すると


 《スキル:木工1を取得しました》


 目的のスキルを手に入れることが出来た!


 コンクリートが固まったようだ。


 基礎の上に木材で土台を作っていく。


 土台の上に柱を立てて、梁を架けて、先に屋根を作る。雨が降ると大変だからね。


 あとは床、壁、内装と作っていく。作っている途中でもスキルレベルが上がっていくので作成時間を短縮できた。


「いい感じの家だな。広い庭付きで。」


「庭にペット用の小屋なんかあったりして。ん?ペット?ペットが欲しいぞ!なんで思いつかなかったんだろう」


 コメットの次の目標は、ペット探しに決まったようだ。

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