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特殊精鋭部隊リーダーの高校生VRMMOで最強に  作者: 暁 龍弥
第1章

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これが俺だ

「俺が選ぶのは――」


 


ギルド全体が固唾をのんで耳を澄ました。


ギルマスの視線は鋭く、獲物を狙う猛獣のよう。

ストーカーは期待と狂気に満ちた笑みを浮かべ、さっきから震えている。

アリスは静かに怒気を放ちながらも、どこか安心できる“家族の愛”の色が宿っている。


 


選択を誤れば戦争。

選択しても争い。

明らかに逃げ道がない選択肢である。


だが――俺は決めていた。


 


「俺が選ぶのは…………全員だ」


 


沈黙。


空気が凍りつく。


 


ギルマス「…………は?」


ストーカー「……………………へっ?」


アリス「…………………………ぇ?」


 


一秒遅れて、ギルド中の冒険者たちが爆ぜた。


「全員!?」「まとめる?!」「そんな選択肢あった!?」「こいつ神か狂人か!?」


 


「わかったか?争っても意味がないんだ。

俺が選んだのは“誰か一人”じゃない。

“誰も捨てない”っていう選択だ」


 


ギルマスは眉をひそめる。


「……つまり貴様は、アリス、ストーカー、そして我らギルドの全員を味方にするというのか?」


「そうだ。俺は誰も敵にしないし、争わせない。

なら――全員をまとめて俺のギルドに加入すればいい」


 


ストーカーは数秒ポカンとしたあと、突然床に突っ伏して泣き始めた。


「ぅぉおおおおお先輩ぃぃぃ!!!俺は!!!!!ずっとこの返答を待ってたんスよ!!!!!!!」


そんなの初耳なんだが。


 


アリスは怒気を解き、ゆっくりと微笑む。


「……にぃにはやっぱりにぃにです。

だから私は好きなんです。

みんなを守るやさしい人」


そして俺の袖を掴んだまま、ギルマスへと向き直る。


「ギルドマスター。にぃにの決断は絶対です。

従うか、潰されるか――選んでください」


サラッと物騒なこと言うな。


 


ギルマスはしばらく黙り、そして――笑った。


 


「フッ……面白い。

この世界の覇権を争うゲームで、最も愚かで最も難しい道を選んだか。

だが――その無謀、嫌いではない」


 


ストンと片膝をつき、右手を胸に当てた。


「ギルドマスターの名において――

我がギルド《ナイトフォール》は本日をもって解体する。

そして新たに――《クオリア》をギルドマスターとした新ギルドを立ち上げる」


 


ギルド全体、どよめき。


「ギルマス辞めるの!?」「決断早すぎるんだが!」「惚れたか!?」「ついていくしかねぇ!」


 


ストーカーは拳を天に突き上げる。


「よっしゃああああ!!!!!最初からそれを望んでたッスよ!!!!」


 


アリスは満足気に微笑んだあと、腕を絡めてくる。


「にぃにが頂点……あぁ、最高……」


 


そして、システムメッセージが全プレイヤーに通知された。


 


◆世界告知◆

《新ギルド【オリジン・ユナイト】が結成されました》

ギルドマスター:クオリア

人数:8012名

人数ランキング:1位

総戦闘力ランキング:世界1位


 


ギルド名はギルマス(元)が勝手に決めた。

俺はまだ何も入力していない。


 


ギルドホールは瞬時に広大な城砦へと変化し、

ギルドメンバーは全員、専用の紋章入りマントが与えられた。


 


受付嬢(泣きながら拍手)

「ギルドの夢が……ついに……!」


一般プレイヤー

「今日歴史が変わった……」「完全に覇権ギルドだろ」「マジで勝てねぇ」


街の商人

「クオリア様専用セール始めます!!割引します!!」


謎の勢力

「ヤバいのが生まれた……計画変更だ……」とかごにょごにょ


 


カオスである。


 


「にぃに、ギルドホール見たい」


「そうだな、様子を見に行くか」


 


全員でホールへ移動すると――


そこには超豪華な玉座が一つ置かれていた。


ストーカー「先輩専用イス!!!!!!(尊死)」


ギルマス「玉座の横には私の席を置こう。問題あるか?」


アリス「あるに決まってます。にぃにの左隣は私です」


ストーカー「じゃあ俺は右!」


ギルマス&アリス「「やめろ」」


俺の席争奪戦が早くも始まった。


 


「みんな、ケンカすんな。ギルドってのは――」


俺は玉座ではなくホール中央に立った。


「仲間で力を合わせる場所だ。

誰か一人を上げるんじゃない、全員で上に行くんだ」


 


少しだけ、静寂。


それから――


 


「「「「おおおおおおおおおお!!!」」」」


 


全員の士気が爆発した。


 


《世界覇者イベント:残り47時間》


 


アリス「にぃに、みんなで勝ちましょう」


ギルマス「いずれ全世界が我らの前に跪く」


ストーカー「まずは奴ら全員ブッ倒すッス!!!!」


 


俺は大きく伸びをした。


「よし――やるか」


 


それは、世界最大のギルドの

最初の笑顔だった。

新しい作品も書いてるのでぜひ見てください!!

愛を求めてどこまでも〜男はどこまでも行く。あの言葉を胸に

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