第11話 私なんて…
書いてる途中で消えちまった11話です。
書き直すのってだるい…
雪菜のおかげで優衣はなんとか命を取り止め、3日後には完全に元の状態に戻ることができた。
優衣は雪菜に何度も礼をいったが、雪菜は相変わらず無表情で
「優衣を守る。それが私の全て。」
としか言わなかった。
一方、大切な人を自分の手で救うことができなかった藍は3日間ずっと部屋にこもっていた。
「藍さん、ご飯持ってきたよ。」
そういいながら扉の前に運んできた朝食を置く氷麗。
彼女も3日間、ずっと藍を気にかけている。
「皆さんは藍さんを責めてはいませんよ。特に優衣さんは、辛い気持ちにさせてごめんって謝っていましたよ。
その…ちょっと出てきてみんなと話しませんか?」
なんとか藍を励ましたい氷麗だったが扉の奥からはまるで無人のように反応がなかった。
「そう…いつでも私達は待っていますから。」
藍はその言葉を聞いて、またしても枕を濡らせるのだった。
「藍の方はどうだった?」
「ダメ…みたいです。相当ショックだったんでしょう。」
「はぁ~。私があんなことしたばっかりに藍まで巻き込んじまって…私ったらなんて馬鹿なんだろう。
自分の力量も考えずに軽はずみにことを進めちゃうのは私の悪い癖だな。」
「ユイユイは昔っからそういう事あるよね。全く、ユイユイには困ったものだな。」
「東子、あんたと会ってからまだ4ヶ月なんですが…」
「まだ4ヶ月じゃない!もう4ヶ月だ!
私はユイユイと出会ってからというもの毎日がとっても長いのだよ。
そう、まるで幼い頃からずっと一緒だったみたいに。
あぁまさしくこれが親友の痛ぁぁ!」
「東子、黙ってろ。」
起きてきた雪菜に足を踏まれる東子。毎日恒例のことだ。
「おはよう雪菜。昨日はどうだった?」
「うん、だいぶ分かってきたがまだ不十分だ。
もう少し調べてみる。」
「そっか…ありがとな雪菜。こんな大事なことを任せてしまって。」
「別にいい。優衣を守るためならなんでもする。」
優衣は雪菜にヴァンパイア関連の情報をパソコンで調べてもらっている。
雪菜はPCについても詳しかったので、優衣にとってはとても助かっていた。
ネットには、優衣達と同じようにヴァンパイアキットを使ってヴァンパイアとなった人々が集まって集会をしていることや、ヴァンパイアによっておきた事件などが少数ではあるが確認できる。
だが、その中でも特段話題となっているのはやはりヴァンパイアを狙った連続殺人事件ーー優衣達が戦った仮面の集団についてだ。
あの日の後も何件もヴァンパイアを殺しているようで、ネット上では仮面の悪魔とかサイコ仮面とか呼ばれているらしく、開発元からも毎日のように緊急通告がきている。
「まだ、捕まってないんですね…この仮面の集団…」
「捕まえられるわけないだろ。あれだけの強さなんだ、返り討ちにされておだぶつさ。」
「もう二度と会いたくないですね。」
「あぁ、でもそうもいかないだろうな。奴らはヴァンパイアを狙ってる。
私がヴァンパイアである以上、またいつか会うことになるだろうな。」
「その時はこのわたくしが直々にユイユイを護衛するぜ!」
「そのためにも今は私達がもっと強くなって優衣さんをどんな奴からも守れるくらいの従者にならなければなりません。」
「うん、みんな、ありがとうね。
いつも私のために。」
彼女達は私のことを本気で守ろうとしてくれている。
恐らく彼女達が将来本当に強くなったらどんな事が起ころうとも大丈夫だろう。
だけど、私は?ただ守られるだけなの?
私には彼女達のような力はない。できるのは血の供給と武器の生成くらいだ。
もしこの先も私がこのままでいるとしたら、私はただの厄介者なんじゃないか。
私を思ってくれるのはとてもありがたい。感謝しても仕切れないくらいだ。
元々私が興味本位で使ってしまったヴァンパイアキット。
それに巻き込んでしまった私の友人達。
本来なら絶交されてもおかしくないくらいの事なのに、ずっとそばにいてくれる。
励ましてくれる。守ってくれる。
彼女達に任せておけば、私は安全だろう。
だけと、本当にそれでいいの?
私は何も返すこともできないし、償うこともできない。
従者から普通の人間に戻れる方法があるなら教えて欲しい。
例え自分が死のうとも実行するつもりだ。
私を守るために誰かが傷つくのはいやだ。
何か私にできないの?
優衣はベッドの中で一晩中考える。
だが、納得のいく答えは見つかる気配もなかった。
ヴァンパラもだいぶ進んできたので、そろそろ他の小説の更新に切り替えていきたいと思います。
だいぶ停滞していたこれサバと新作の方も進めていきますので、しばらくヴァンパラの更新はとまりそうです




