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嘘つきのはなし

エンプティ「ねえ、ライア。きみはどうして嘘ばかりついてぼくをいじめるの?」


ライア「アラァ、心外だわぁボウヤ。アタシ、嘘なんてついたこと無いわよ!キャハ!」


エンプティ「嘘だぁ。いつもからっぽだって言ってぼくをいじめるよ。ぼくだってちゃんと考えてるのに」


ライア「アタシは本当のことしか言わないわ!アンタは、グズで、のろまで、役立たずなからっぽのボウヤよぉ!キャハハハハッ!」


エンプティ「ぼく、ライアのこと好きだよ?かわいいし、なんでもできる。だのに、ライアはぼくのこと、嫌いなの?」


ライア「ええ、大嫌いよ!」


エンプティ「どうして?」


ライア「だってあんた、頭の先から爪先まで、真っ白なんですもの!赤くないんだったら、可愛くないわ!」


エンプティ「そんなぁ……からだの色だけで、ぼくをいじめるの?」


ライア「キャハハハハ!嫌だったら、全身真っ赤に塗ってきたらどぉ?キャハ!」


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