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とあるゲームで運命的な経験をした件について

作者: うに豆腐

かなり短編

 まず最初に、自分が最近経験した話なので、全部実話です。

 なので、嘘も誇張も書いてません。

 

 何故この様な事を話すのかについては、このまま自分自身が忘れていったり、忘れる事でそれらがまるで無かったかの様になるのが嫌になってならば、ここで書き留めておこうと思ったのもあり、内容自体が物語の様な嘘みたいに運命的な物だったので共有したいなと感じたのもあります。


 妹ともこのゲーム一緒にやってますね、ただ、pcは一つしかないので操作出来るのは一人だけなんですがね、一緒にやっているというのは二人で次どうするかとか、どうやって物資集めるとか話したりするという意味で、です。

 それを含めて、近況の話とか、他愛の無い話を話しながらやってて。


 後、これから出てくる人とは、別れたそれっきりで、名前も聞いてなく、今はどうしているのかわかりません。

 内容は短いんですが、見てくれたら嬉しいです。

 

 では、前置きはこれくらいにして話していきます。


 この出来事が起こったのは、クリスマスイブの日の夜ぐらいの話です。

 丁度その時間、妹が寝ていて一人でやってた時の事で。


 それと、今書いてる小説の方で話思いつかないな〜ってなって、現実逃避でゲームやってたのは申し訳ないです。

 書ける時はすぐ出すのでどうか許してください。


 某元祖ゾンビゲームで、夜にキャンプの準備やらなんやらをして森の中を歩き回ってた時の事です。


 ああ、そのゲームは説明すると、基本的に何でも出来るゲームなんですよね。


 森でキャンプや狩りしたり、他の人と戦ったり、拠点作ってチームで争ったり、街で物資の取り合いで銃撃戦が起こったりと色々世紀末なゲームなのですが、もちろんの事、ゾンビはうじゃうじゃいてそれが原因で死ぬ事もあったりして、まあ人は選びますけど、楽しいです。はい。


 それで話は戻るんですけれど、夜に森を歩き回ってたら、偶然にも明かりを発見したんですよね。

 案の定、明かりの側に人がいて、よく見ると一人だけ、焚き火の側で座りながら肉焼いてて、それを見た自分は気づかれない様に足音を消して忍び寄ったんです。


 前述した通り世紀末ゲームなのでいつ死ぬかわからない状況の中で慎重に近づいたんです。

 恐怖心はありました。もしかしたらもう気づいているんじゃないか、他にもう一人いるのではないか? 逃げた方がいいんじゃないか、という葛藤の中、それでも、近づいたんです。


 それらのデメリットをひっくるめて、物資を奪い取れたら最高だなと。


 そして、その人の後ろに立った時、自分は言いました。


「武器を地面に捨てろ」と。


 では、この先は語り手目線での話し方ではなく、そのまま当時の状況とゲームでのボイスチャットで話した内容を覚えている範囲で淡々と載せていきます。

 

「are you from?」

(英語を話すのは、ゲーム自体日本人でやってる人が少ないからで、綴り間違ってるかもしれないけど、自分英弱なので許して)


「......」


 無言のまま、その声で座っていた人物が思わず立ち上がって振り向く。

 それに驚く。


「おうおうおう、hands up」


 言葉通り、手を挙げる。


「ok」


「あ〜....」


 言葉が詰まるものの、取り敢えず質問を続ける。


「Japanese?」


 相手は頷く。


「まじで!? 日本人!?」


「ボイチャは出来ないの?」


 頷く。


「ふーん....」


 敵意が無い事を感じ取った自分は向けていた銃を下ろす。

 相手は、手を下げる。


「ボイチャは出来ない....か」


「自分も、焚き火参加して良いですか?」


 相手は、少し迷った後に頷く。


「どうも」


 すぐにその人の向かい側に移動し、バックにあった生肉とそれを突き刺す棒をその辺から拾いあげて手にして、座り込む。


 何を話そうかと迷っている内に、沈黙が少し続いた後、相手が先にボイスでは無い文字チャットで送り始める。


「どうして、ここに?」


 チャットを見た自分は返答する。


「狩りしてました」


「けど、夜になっちゃったから焚き火作ろうとしてたら、偶然そっちの焚き火見つけちゃったので!」


「たまたまですね」


「そうなんですね、肉どうぞ」


 相手が地面に一つ落とす、自分はそれを拾う。


「ありがとうございます」


「でも、持ってるので大丈夫ですよ」


「そうですか?」


「はい」


 その間、パチパチという焚き火の音と肉の焼ける音が閑静な森の中に響いてより、キャンプといった雰囲気が出てリラックスしていきながら、話を続ける。


「日本人と会うのって珍しいですか?」


「いえ、そこまでですね、そもそもここ日本サーバなので」


「あ、そっか、じゃあ人とは?」


「うーん、強い武器とかがある所は居ますね」


「ふーん....あっ、欲しい物あります?」


「いえ、特には」


「そっか....」


 その後は特に特筆すべきじゃない会話が続く、焚き火に木の枝を消えちゃうので近くからもっと持って来てとか、浅い身の上話など。


「なら、僕より年上っぽいですね」


「何歳ですか?」


「あ〜....ノーコメントで良いですか?」


「良いですよ、じゃあ最近はこのゲームやってるんですか?」


「今の所はやってますよ、でも、そのうちすぐ飽きてやめると思いますけど笑」


「なるほど笑」


「やっぱりこのゲームってたま〜にやると楽しいんですよね」


「そうですよね、僕も思います」


「他にゲームとかやってるんですか?」


「仕事とかで....あんまり出来ないんですよね」


「そっか....」


「あ! 明日クリスマスですねそういえば!」


「なんか、パーティーとかします? そちらって」


「一応は、ケーキ買ってしようかなと」


「良いですね!」


「そちらは?」


「しますよ! 家族と一緒にケーキ囲んでパーティーですね!」


「最高ですね」


「ありがとうございます笑」


「......」


 沈黙が少しだけ続いた後、話題を思いついて質問する。


「プレゼント....誰かにするんですか?」


「あ〜....する人居ないですね」


「なら、僕から渡します」


「どうぞ」


 バックから、おもむろにテディベアを取り出して差し出す。


「おお、ありがとうございます笑」


「いえいえ、一応これも」


 同時に、鯖の缶詰と双眼鏡を差し出す。


「お〜」


「プレゼントです」


「嬉しいです」


「良かったです!」


「ん?」


 そうしていると、朝日が昇ってくる。


「夜明けが来ましたね」


「そうですね」


「メリークリスマス!」


「メリークリスマス!」


 焚き火を囲み、二人で肉を天に掲げる。


「火、消しておきますね」


「あ、はい」


「そうだ、一旦トイレ行ってきて良いですか?」


「どうぞどうぞ、それでは」


 その言葉を最後に、彼は居なくなっていました。


 痕跡は残ってなく、どこへ行ってしまったのか知る事も出来なくて。


 帰ってきた時にはもう、辺りはすっかり明るくなっており、焚き火の火が消されていて、まるで、最初から幻覚だったかの様に。


 案外人生もそんな物かもしれませんね、偶然出会った人と出会って、突拍子も無く別れて。


 では、これで終わりです。

 最後まで見てくれてありがとうございました。



知る人ぞ知る神ゲーですね。

ただ、チートを使う人が多いのでそれが厄介なんですが。

だからこそ、対策されているサーバーを選んでやってました。

ですが、その代わりに人がまじで居ません。

大体4〜5人ちょいなので運が良かったですね。

自分は癒しを求めてこのゲームをして、癒されたので最高だと感じました。


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