なくなるものを
久々に書いてみたり
はるののにさく
ちいさなはなも
いのちつなげる
みのりなす
なのになんにも
うまないおもい
なぜにわたしは
とらわれる
しんでしまえば
なくなるものを
ごしょうだいじに
かかえこみ
はるかむかしに
むくわれたいと
そんなねがいは
すてたのに
※※
なつがさかりの
にゅうどうぐもも
あめがあがれば
きえうせる
およそこのよに
うまれたものは
きえるころあい
わきまえる
だからわたしは
ときへてもなお
うせぬおもいに
といかける
いつになったら
このこころから
きえてわたしを
はなつのか
※※
あきのよながに
むしのねひびく
よわくあるいは
はげしくと
みのることない
おもいもやはり
ときにはげしく
もえあがる
それもけっきょく
せんないことで
じっとしずまる
ときをまつ
かくもこころを
なやますならば
いっそすてさり
たいものを
※※
ふゆにふるゆき
はるまでもたず
とけてきえるか
すてらるか
けすもすてるも
かなわぬおもい
ならばしずかに
ねむらそう
やがてきたれる
さいごのときも
きっとわたしと
ともにある
そんなおもいに
とらわれるなら
それはあるいは
よろこびか
都々逸調(34・43・34・5)を極力意識して整えてみました。ちなみに43は25でも可だそうな。
一番最初に浮かんだのは、「しんでしまえばなくなるものを」のフレーズ。それを連入れ替えたりして春の節ができていたのは本当に春の桜の頃。さすがに時期外れだなあと思って、無理矢理四節に増やしてみました。
意外と七の区切り方が辛い。リズムはたしかに良くなるんですけど。
一応、葛藤から受容までの流れと。もしどこかで見たフレーズばかりと思われたら、まあ語彙と発想の貧弱さによるもの。生暖かい目で見逃してやってください。