ちょっと番外編★ 誤字訂正致します★
タイトル通り誤字訂正します(__)
これからは気をつけますので(汗
「…ん?」
アリス掃除の途中でアリスの手元に目を止めた。アリスが何やら手紙を書いている。
どうやら昨日お茶会でお世話になったミリア卿へ感謝状らしい。
ふと違和感を感じた。
僕だって一応文系だ。
「アリス」
「んー…?僕今忙しい…」
「字が違います」
「へ?うっそ。……。カノンってこれ読めたっけ?」
指指すのは異国の文字。
「エース様の執事なので。教養の内です」
それはもう怖いくらいに叩き込まれた内に通訳も入っていたから。なんてあえて言う事も無いだろう。てか言いたくない ふぅん、とさして興味もなさそうに視線を紙に落として上から舐めるように動かして行く。
「どこ?」
「ここ、“興”じゃなくて“卿”です」
「うっそ」
「嘘は滅多につきません」
「たまにはつくんだ?」
言葉尻を捉えてからかいにくるアリスの頭は意外に文系なのかもしれない。
「アリス」
「んー?」
「エース様がお呼びです。割れた窓ガラスの件についてだそうです」
「げ」
そこら辺は上手いことまいといてよ、と口を尖らせるアリスを促す。
「あ、カノン」
「なんでしょう」
「帰ってきたら、お茶の用意してくれる?」
「…畏まりました」
「ついでに愚痴も聞いてくれると嬉しいな」
「…畏まりました」
ひらりと手を振ってドアの向こうに消えたアリスに長いため息を吐く。
「さて」
僕は僕の仕事をするとしましょう。
親愛なる女王の為に。