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Alice,  作者: 清瀬 柚李
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プロローグ 赤の女王

白い息を吐き出す

赤い唇。

赤い瞳。

豊かな黒髪は艶やかに緩やかに波打つ。

雪のように白い頬。

美しい曲線美で構成された体。


何処か憂いを帯びた瞳に見詰められれば

美の神でさえ裸足で逃げ出すだろう――。


その気になればどんな男でも簡単にオトせるだろうに。

それをしない謙虚さがまたいい。


これが世の男共に耳打ちされた我が女王閣下の評価。


流石は我が国の象徴、と鼻が高いのが普通なら僕はとっくに常識から外れてる。


女王を誉められて

嫉妬するなんて。


同時に僅かな優越感に浸る事が出来る。


彼女はオトさないのではなく、オトす必要が無い。

正しくはオトす気なんて無い。


彼女が見詰め続けるのはただ一人。


今も昔も

――アリスだけ。


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