お稲荷様と魔法使いのアトリエ
魔法が当然のように存在し、神が当然のように世を治める世界“エリクス”。そんなありふれた魔法の世界で四百年以上の時を生きる魔法使いの少年シェイドには、ある野望があった。それは、『理想のアトリエを手に入れて、優雅かつ自堕落的な余生を過ごしたい』というもの。いつか成し遂げる野望の為に、少年は喋る黒腕ミギウデと共に今日も旅を続けていた。
――ところ変わって、科学が発展し神への信仰が薄れ魔法が迷信と語られるようになった世界、地球。極東の地の山中で崩れた祠を前に佇む狐耳の女は、静寂の中、時折聞こえる小鳥の囀りに耳を澄ませていた。だがある日、女は己の存在がこの世から消え去ることを直感する。そしてそれは、避けられない運命であると理解した。やがて消滅の時、女は己が見守り続けてた世界を双眸に焼き付ける。そして――本来交わることの無い、奇妙な二人の旅が始まった。
――ところ変わって、科学が発展し神への信仰が薄れ魔法が迷信と語られるようになった世界、地球。極東の地の山中で崩れた祠を前に佇む狐耳の女は、静寂の中、時折聞こえる小鳥の囀りに耳を澄ませていた。だがある日、女は己の存在がこの世から消え去ることを直感する。そしてそれは、避けられない運命であると理解した。やがて消滅の時、女は己が見守り続けてた世界を双眸に焼き付ける。そして――本来交わることの無い、奇妙な二人の旅が始まった。
プロローグ
誰も知らない神話の終わり -And for the next story -
2020/04/09 15:00
(改)
第一章 神治魔法世界エリクス
1-1『貧乏少年の道すがら』
2020/04/09 15:00
1-2『当たり屋少女と追走少年』
2020/04/10 15:00
1-3『その素性は別料金』
2020/04/11 11:00
1-4『キツネと魔法使い』
2020/04/12 13:00
幕間Ⅰ『道の途中で』
2020/04/12 15:00
1-5『最高の目覚めと止まない唇』
2020/04/13 19:00
1-6『始まりは尿意から』
2020/04/14 19:00
1-7『瞬速ガルガダック』
2020/04/15 21:00
1-8『黒腕の魔法使い』
2020/04/16 17:00
1-9『いざ、王都へ』
2020/04/17 17:00
幕間Ⅱ『馬車での道行き』
2020/04/17 19:00
1-10『始まりの都・王都グローリア ~城門前~』
2020/04/18 19:00
1-11『若商人と大銀貨』
2020/04/19 19:00
1-12『衛兵』
2020/04/20 12:00
1-13『別れと活気』
2020/04/21 12:00
1-14『デナの価値』
2020/04/22 12:00
1-15『噴水前の邂逅』
2020/04/23 12:00
(改)
1-16『王女エステル・アウニグラル』
2020/04/24 12:00
1-17『有罪 ~Guity~』
2020/04/25 12:00
1-18『魔法使いの定例会』
2020/04/26 13:00
1-19『魔の頂に立つ者達 1/2』
2020/04/27 12:00
1-19『魔の頂に立つ者達 2/2』
2020/04/27 12:00
1-20『一人目の召喚者』
2020/04/28 13:00
1-21『彼方に浮かぶは神の眼か 1/2』
2020/04/29 13:00
1-21『彼方に浮かぶは神の眼か 2/2』
2020/04/29 13:00