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死んだらダメなゲーム  作者: フィルルリ
7/10

砂漠の海賊団④


さてと、これからどうしましょ。僕が人じゃないからと言って、別にやりたいことがある訳でもないし、特別変化はない。いや、あったわ。そうそう、僕が精霊だかららしいんだけど、定期的にマソを取り込まないと消えてなくなるらしいです。まあ、その代わりに食事と排泄の手間が無くなるからプラマイプラで、プラスかな。食事はしなくていいだけで出来るっぽい。オレンジジュースさえ飲めたら他に何もいらないし。オレンジジュースバンザイ。


それは置いといてとして、どうやら僕は自由の身では無いらしいです。理由は3つ。僕が精霊であること。また、危険であると判断されてしまうこと。運悪く彼らと接触してしまったこと。はあ。色々教えられたことがりますが、まず大事なこと1つ目。


親切なキャプテさん達は、この砂漠の調査ギルドのメンバーでした。彼らは、この砂漠で生き残るため、定期的にこの砂漠を調査しているというわけで。その調査の目的は、いち早く危険因子を発見することであるわけです。他にも、資源の調達や、自分たちの生活金の確保など、かなり個人的な目的もありますが、それは置いておき。


彼らにとっては僕は未知の存在です。危険因子かは分かりませんが、その可能性は否めませんし。いくらキャプテさんとお話したとしても、最終的な判断は彼らの上司によるのらしいので、媚を売るくらいしか出来ません。少なくとも、今のところ僕は自由行動が出来ません。まあ、それだけならドンと来いだけど。それだけじゃないです。


この問題を大きくするのが、2つ目の大切なこと。僕が精霊であるという事実です。精霊とは?簡単に言えば、天災です。台風とか、津波?とか。そういった自然災害のようなものらしい。

この世界での精霊は、神秘的な偉大な存在でもなければ、人でも魔物的なものでもない。災いを振りまく【現象】とされてました。なんてこったですよ。これが、どれだけ不味いかと言うとね。最悪殺されます。最高殺されます。ね。マズいでしょ。人が大勢死んで、生態系が変化するほどの被害が出ちゃうから、らしいです。…僕は悪い精霊じゃないよ。


普通、精霊と言うだけで人々は必死に逃げてくんです。話によれば。生態系が変化してしまうほど、強大な影響を及ぼすんですって。話によれば。…だから多分、キャプテさん達はおかしいんだと思います。自分でも言ってます。

「俺たちは、そう、危険意識が欠如してるんだよ。人一倍ね。ハハ。」

「今はなんともないしね~。」

「む、そうだ、なァ!」

僕は、感謝してますから、いいけど。要するに。

・人に正体がバレたら殺される



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