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死んだらダメなゲーム  作者: フィルルリ
4/10

砂漠の海賊団①

今日は15時にも投稿します。


はあ、暇だ。彼女はずっと作業してますし。理科の実験?のように見える。よくわからないです。とはいえ、周りは砂です、砂です、砂です。砂だらけ。

んー、とりあえず自分の姿が見たい。つまり水に姿をうつす。つまりオアシスを探しますか。友好的っぽい人から離れるのは勿体ないけど、うん。


さて、出発してからすこし時間が経った気がする。もう彼女は見ええない。しかし、嬉しいことに新発見です。そう、今目の前30メートル先ぐらいに、動く何かを発見した。というか、ゴブリンだね。手作り感のある武器を手に持った、ライトグリーンの小人。まさかこの目で本物を見ることになるとは思ってなかったです。…嬉しい。10匹程度の群れだと思うけど、何してるんでしょう。

…喧嘩っぽい。彼らは見たところ4:6程に分かれて何かを取り合っている。

んーもう少し近づいてみますか。


そう思った時、弓を持ったゴブリンが背中から倒れる。かと思うとゴブリンは、頭から青い光を放って霧散してしまった。一体何が起こったのか。いがみ合ったゴブリン達も、さすがに一時休戦した。周りを警戒している。

プサッ

すると突然、彼らの近くに何かが刺さった。細長く真っ直ぐで。先はフック状で、棒ですかね?ゴブリン達が、棒へと群がって行く。ギャアギャアとまあ、うるさいけど、一回り大きなゴブリンを筆頭とする2、3匹のゴブリンは息を潜め周囲を警戒している。周囲を見渡し、石製武器をその手で握りしめている。

プスッ

また、ゴブリン達の近く。さっきとはもう少し離れた所に棒が刺さる。するとまたゴブリン達の興味が棒へと…

プスッ

またまた、棒が刺さっていく。そして、ゴブリン達も飽きずに棒へ向かう。そうして何度もそれが行われた。100メートルは離れたかと見れる。


「お宝、ゲット!」

なにやら、変な声がする。声する方へ振り向けば、これまた変な帽子を被った方がいる。海賊船にいそう。よく見れば、左手に拳銃、腰には刃がむき出しの曲刀。背中にはその体の3倍お大きさはある鞄を背負っている。さらに言えば、そこは確かさっきゴブリンが争っていたところのはずで。…ということは、あれは─

「魔物チョロ、すぎぃ!」

あー、おそらくゴブリン達の争いの種。つまり…つまり、なんですか?そういえば、知らないものです。でも、大事そうに抱えてるので、それなりに価値があるんですね。

それにしても、木の棒はあの海賊もどきがやったんですかね。そうだとしたらすごい人ですねぇ。

ところで、そんなすごい人が僕になんの用です?

海賊もどきは、だんだんとこちらに近づいてきていた。



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