昔々あるところに、、。
むかし、むかし。そう一年くらい昔のお話。
ある女の子のお話。
その女の子はいつも笑って生きていました。毎日どんな日でもわらっています。
その笑顔はみんなを明るく照らしました。
でも、ある日そんな女の子のもとを、ひとりの少年が現れました。
少年はじぃ―と女の子を見た後、こういいました。
「君の笑顔は偽物」
女の子はそれを聞いてもしばらくニコニコしています。
「君はもう呪いがかかってきてる」
それでもニコニコしています。
諦めかけた少年は紙切れに何か書いて女の子に渡しました。
「ここに、おいで」
そういって少年は帰っていきました。
女の子はそのうち泣き出しました。
ふさぎ込みました。
何もしゃべらなくなりました。
笑わなくなりました。
みんな、女の子にききました。「どうしたの?と」でも
女の子は答えませんでした。
たった一人、あの少年を除いて、、、、、、、、、。
あれから、一年たちました。女の子はふつうに笑うようになりました。
普通の意味は分からないけど笑って楽しく毎日を送っています。
そんな時、少年は言いました。
「一つ頼みをきいてくれないか?」
にっこり笑う女の子はとてもかわいらしいです。
そうして今ここに、、、、、、。
「白雪姫ちゃんの王子様なって欲しいんですっ!!」
ある女の子 森野美霧の昔話。